Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

東大利一

2010-02-18 | Weblog
 ホリエモンのブログはなかなか読ませる。相変わらずだなと思うことも多いけど(最近のエントリーだと国母選手服装問題)、やはりただ者ではないと思わせることも多い。傑物ではあるのだろう。まあでもこいつに例えばマラ9を聞かせても絶対に感動しない(できない)だろうなと思う。彼の友人なのかどうかしらないがリンク先の「金融日記」もなかなか鋭くて面白い。新しいエントリーに東大理1を出て10年後(30台前半?)の収入分布が載っている。己は・・・「下の中の上」あたりだったろうか・・。負け組か。

最近心に残った言葉

「何でも一生懸命読まなきゃ駄目だ。詩でも小説でも作者は命懸けで書いているんだ。だから読む方だって命懸けで読まなきゃ失礼なんだ。そうでなければ字面ばかり追うだけで本当の宝物は作者は見せてくれないんだよ。」

俳優・成田三樹夫氏が奥さんに語った言葉。若いときに奥さんに読書を勧めたときに言った言葉。このとき薦めた作家がハンス・カロッサ・・・(凄いインテリ度)。成田三樹夫はヤクザ映画の悪役から時代劇(烏丸少将)、SF映画まで幅広い演技をこなした名優。本人はあまり語らなかったようだけど、東大理1に入学したという経歴を持つ。親戚には翻訳者や学者がいるらしい。成田氏の趣味は将棋と俳句だったようで、句集も残っているようだ(「鯨の目」)。もう一つ成田氏の心に残った言葉。

「いいものは言葉を拒絶するね。」

 成田三樹夫は市川雷蔵とも準主役として何度か共演している。1つは「眠狂四郎 無頼控 魔性の肌」(この映画は12作ある眠狂四郎シリーズ内ではそれほど出来がいいように思えない)。それと「ある殺し屋」。この作品は雷蔵の現代劇の中でもかなりの秀作らしいのだがまだ観ていない。現在公開中の「大雷蔵祭」でも初回に上映されてしまった。レンタルで探すか。