非常に興味深い本を入手して今夢中に読んでいるので、そちらの感想をかけばいいのだが、まあそれは後日にまわして悪口のほうを書いておこう。親戚のおつきあいでインディ・ジョーンズを見てきたわけである。いわゆる引率者というやつである。まあ宇宙人オチだったわけなのだが、それは最後のどんでん返しだけかと思いきや、冒頭から宇宙人の遺体を争奪しあったりで、Xファイル全開なのである。もうひたすら非現実的な路線をつっぱしるわけで、まったく緊張感のないアクションをだらだら見せ続けられる2時間であった。主人公の無敵度合いも今回は桁外れで、もちろん銃弾なんて一発もかすりもしないし、ナイアガラみたいな滝から3回落ちても怪我ひとつしないし(普通は即死)、ソビエト軍人をたこ殴りしまくりで、皇帝ヒョードルも真っ青の強さである。ひどいのは、原爆実験を冷蔵庫に隠れてしのいでおり、日本人としては正直笑えない。最後は、宇宙人が登場して、UFOが飛び立って、それを見送るインディ家族という構図である。なんなんですか?前作もそうだったけど、敵とのドンパチさえ派手にやれば、最後は付け足しですか?ジョージルーカス(KY)が元凶なのか、スピルバーグがもう限界なのか。正直、「ナショナル・トレジャー」のほうが面白かったかもしれない。今年のラジー賞獲得は確実だろう。