無意識日記
宇多田光 word:i_
 



宇多田共和国のツイッターアカウント@hikkicomが始動し、毎朝【今日は何の日宇多田ヒカル】を呟いている。今日は2年前の例の「ベスト盤騒動」について[今の気持ち]を語ったメッセの日なのか。当時はSCv2を発売するちょうど1ヶ月前。この発言は様々なメディアで取り上げられた。

皮肉な事に、今やこれだけ意志疎通が出来ていなかったレコード会社相手に、新しく世界契約を結んだEMIが吸収されてしまっている。ヒカルが『残念』とまで言い切った人たちと、これから仕事をしていかなければならないのだろうか?

結論から言うと、わからない。EMIグループを傘下に入れたと言っても、誰がお金を持っているかという違いしか生まれないかもしれない。書面上では話が変わっていても、わざわざ現場のオフィスを改造する訳でもない。特に今までうまくいっていたレーベルの体制を変える必要はない。寧ろすげかえられるのはヒカルの言う『上層部』の面々であるかもしれないのだ。特に、Utada The Bestに関する決断は中長期的にみれば明らかに失態だ。短期でみれば件のメッセですら「しめしめ、話題になった」とほくそ笑んでいた位かもしれないが、そういう短期的な業績を追い求めている人はそんなに長く居座れないだろう。この会社の人事異動をチェックしている訳ではないから実際の所はどうなっているのか知らないが、今度ヒカルがEMIレーベルで活動を始める時、そういった"上層部"の人たちと顔を合わせる可能性は低い。流石にそれ位は親会社(と言うのかな)の連中もわかっているだろう。特に宇多田ヒカルというビッグネーム相手では。日本国
内に限ればあらゆるレコード会社が移籍先として手を挙げてくれる筈だ。

とは思っているものの、見方を変えればヒカルのCDの売上は総体的には落ちている訳で、SCv2の枚数だと、逆に"テコ入れ"をしよう、という力作用がはたらくかもしれない。50万枚も売ってそう思うのは贅沢な話だが、それ位にネームバリューが大きい人なのである。

気の早い話だが、もしEMI内レーベルで業績不振な部門があれば、遠慮なく解体されるだろう事は目に見えている。そういう離合集散が仕掛けやすいのが大会社グループの特徴だろう。今までのチームで仕事を続ける為には、「新しい上層部」の皆さんに納得して貰える"結果"が必要になってくる。果たしてどこまで"売りに"くるのか。

でも、今はヒカルさんはそんな余計な事は考えず人間活動を満喫してくださいね~。まる。

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