無意識日記
宇多田光 word:i_
 



しかしこれだけ連日妄想を繰り広げていても光から新しい情報が入ってこない以上"実体・実態"と照合する事は出来ず、総ては宙ぶらりんのまんまだ。まぁ、わかってたことだけど。

色々と考えた挙げ句に光の新しい言葉とソリが合わなかったら、あっさりそれを棄てる踏ん切りが必要だ。棄てるといっても削除する訳ではなく、まぁ言ってみれば現実をモデルにしたフィクションを書いたと思えばいいだけの話である。或いは異なった世界線上のお話とか、言い方は何でもいいんだが、結局いちばん興味があるのは今を生きている宇多田光なのだから間違いは間違いである。

しかし一方で、そのような妄想・虚構自体もまた、こうやって文字にし人の目に触れる事でその実体・実態に影響を及ぼすという側面も存在する。特に光本人が某かの経緯でウチのエントリーを読んで、『あぁ、今までそんな風に考えた事なかったけどそう捉える事もできるかぁ』と思った時に、この虚構だか何だかわからないものの描写は効力を発揮する。虚構自体はどこまで行っても虚構だが、虚構の描写は現実を変える力を持つかもしれない。虚構の描写は実体であり虚構ではないからだ。いや"構"って漢字が入ってるから描写って意味まで含むかな。なら妄想、想像って言い方でいいけれど。

光の目にとまる所まで行かなくても、これを読んだ読者諸氏がその考え方に基づいて、或いは共感してくれて光にメールを送ったりなんかしてくれると、遠因ではあるがやはり現実に影響を与える事がある。多分に傍観者的なスタンスをとる当欄だが、こうやって文字にして発信している以上ただの傍観者たりえず、その"中"に巻き込まれてしまっているのだ。インターネットって素晴らしい。

まぁ、とはいっても、今の光はインターネットを利用しているかどうかすら定かではないのだから、そんな当て所ない事は差し当たっては考えず、まず今読んで面白い事をただ書き続けると致します。書けてるかっていうと、うーん、だけれど。

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