そうなのよね、11年前の今日、Hikaru UtadaはEMIと世界契約結んでたんだよね。それが後にEMIがユニバーサルに吸収されて有耶無耶になった。しかし、普通に考えるとレーベルごとの吸収だから世界契約もそのままだという解釈になる。
『光 - Ray Of Hope Mix -』から『Face My Fears』というキングダムハーツ関連曲のリリースでその世界規模でのリリースというのは昔以上に注目されるようになった。その前に『Fantôme』がiTunes Storeで全米6位を記録するなど前兆もあったし。
そして今年。『Find Love』という英語歌詞曲でいよいよ本格的に世界規模のプロモーションがあるかないかと話題になりかけたところでおあずけ4ヶ月そして今。
日本以外でのCDリリースに現実味がない今、どのタイミングでストリーミングに乗せるかというのが重要なのにそこを損ねてしまって。
恐らくだが、CD時代の昔と違い違う国の同じレーベルからストリーミングでリリースする為のハードルはうんと低い。なのにこうい事態というのは由々しい。
相対的には、Hikaru Utadaの世界契約の優位性は低下しているんじゃないか。だが、そんな中で威力を発揮するのがアナログ・レコードのリリースだ。『One Last Kiss』EPが欧米でリリースされたのも、欧州と米国で別々の盤が作られたのも、ひとえにこの11年前に結んだ世界契約が生きているからなんじゃないかと推測している。現地のプレス工場を動かすのだからストリーミングとは訳が違う筈だ。
『Find Love』は、特に英語圏のファンを随分と待たせている。そこへのお詫びというと卑屈に過ぎるが、『One Last Kiss』EPのようにまたアナログ盤を、今度は日本より先行する日程でリリースすれば、少しは溜飲が下がるのではないかなと。欧米のプレス工場は昨今のアナログブームでどこも現在てんてこ舞いの忙しさだろうから「プレスが遅れたのでここまできちゃいました」という言い訳もたつ。みえみえであっても事情説明はないよりあった方がいい。いや、そこを潔くいくのも一興だけどね。
あとは、そのアナログレコードに何を付録につけるかだが、アルティミューンの試供品だと本体より高額だろうしな…やっぱりヒカルのポスターとかがいいだろうか。国際的な争奪戦になりそうだね。海外オークションには、くれぐれもご注意を。
| Trackback ( 0 )
|