無意識日記
宇多田光 word:i_
 



へぇ、このタイミングでティザー動画公開か。ちょい出し宣伝映像ってやつだね。
https://youtu.be/lyhQbrCEPlg

内容は最近の曲のMVを繋げただけの簡易なものだが、何もないよりはずっといい。出来ることはやっちゃえばよいのよさ。

『君に夢中』配信開始まであと約1週間、且つ詳細発表が為されるデビュー23周年記念日までちょうど3週間。繋ぎとしては上々だろう。これで少しはプロモーション戦略が見えてくるかな?

今回、『君に夢中』のラジオ解禁と配信開始の間に2週間の間隔がある。この期間を利用して『HEART STATION』や『ファントーム・アワー』の時のように全国のラジオ局と連携した企画を催せればラジオ振興によかったろうに、この1週間特に何も起こらなかった。今時、ラジオから新曲が流れてきて気に入ったタイミングでストリーミングをライブラリ出来ないって結構な機会損失だと思うのだけど、これ単純に考えて、『君に夢中』が出来たのが結構ギリギリだった為何を仕掛けるということも出来なかったのではないかなと。

何しろ作詞作編曲と並行して(?)配信ライブの計画とリハーサルと収録までやってたんだから時間なんてどこにもない。アルバム制作にあたってはプロデューサーで現場監督だろうし、ライブを収録するとなれば、ヒカルの場合やってきて歌うのなんて仕事のほんの一部に過ぎず、かなりの時間が(プリ・)プロダクションに費やされているだろう。寧ろいつ『君に夢中』を完成させたのか訊きたくなるほどだ。

そんなこんながあってからのプロモーションなのでそこまで凝った仕掛けは出来なかったかなと。そして来週金曜日配信開始なのは、「最愛」第7話での主題歌の引用が過去最高にドラマティックだからなんじゃないのという気がしている。放送直後にアクセス爆上げを狙うのであればやはり金曜日配信開始にならざるを得ないわね。

そしてもうひとつ、国際的な感覚もあるのかもしれない。日本以外の国は金曜日が新譜発売日だからね。まぁアルバムの話ですが、なんだかんだでそこを中心にリリースデイトがまわっていますので。

となると、ですよ。これらの条件を想定すると、ここから8日後の11月26日金曜日に『君に夢中』のミュージック・ビデオが公開になるというのが流れになるんじゃないのかねぇ? ただ、流石に作り込んだ映像は無理だろうから、『Time』MVのようにワンコーラス短縮したバージョンのリリック・ビデオをYouTubeで公開、あたりが現実的かなぁ。でも、もし間に合っているなら、「配信ライブ」で歌われた『君に夢中』のパフォーマンス映像を超先出しでフィーチャーしてしまうのがいちばんテンションが上がるんじゃないでしょーか。いやそれは1週間後じゃなくて3週間後にとっておくべきかな…ともあれ、もし8日後に何らかの新映像が発表されたら大阪のエキシビションで大画面で観れる事になるので大阪在住の方々が羨ましい事態になるのでした。ホント、エキシビションが全国行脚してる間にどんどん事態が進展していきますねぇ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




……なんていう風に「リトル・マーメイド」のサントラを聴いていると、『君に夢中』の『人生狂わすタイプ 許されぬ恋ってヤツ わかっゃいるけど君に夢中』とかいうの、それこそ王子様に恋をしたアリエルの心情にも聞こえてきていやぁそれは別に「リトル・マーメイド」に限った話ではないだろと自分で自分にツッコミを入れたり。どうしてもあれもこれも繋げて考えてしまう。

『ともだち』の『いやそれは無理』のところで急に台詞口調に変化するのもミュージカル的な発想だったのかな、アリエルもスルッと「oh...feet?」とか首を傾げたりするしなとか、だったらそもそも『俺の彼女』なんかは歌詞全体がまさにミュージカルそのものだったんじゃないかなとか、『ぼくはくま』の『歩けないけど踊れるよ』ってフレーズ、レトリックや隠喩でないとすればまぁ不思議な歌詞だと思っていたけれどこれが人魚のことだとしたら確かに歩けはしないけど海中で踊りまくってますわねとか、あれもこれもそうなんじゃないかと思いを巡らしてしまって、いやいやアンタどこまで行く気やねんと自分で自分を戒めてみたりみなかったり。

でも、そうね、それでも『人魚』に出てくる『水面に映る花火を追いかけて 沖へ向かう人魚を見たの』の一節に関しては、『リトル・マーメイド』にほぼそのままの場面が出てくるからこれに関しては実際にインスパイア元なのかもしれないわね。サントラにも「Fireworks」っていう曲あるしな。2013年を乗り越えて息子を出産、さぁ音楽活動を再開しようかと考えたときに最初に書いた『人魚』が、6歳の時に聴き込んだ自分のルーツとなる作品である「リトル・マーメイド」のサウンドトラックへのリスペクトから生まれた曲なんだとすれば、これほど宇多田ヒカルの再スタートに相応しかった曲もないわけでね。まさにヒカルにとって「初心」そのものだったのではないかなという。


…こういう想像を巡らし続けているとどこまでが本当でどこからが言い掛かりなのかわからなくなってくるのでそろそろ本人のコメントなんかが欲しいとこなんだけど、昔の曲に関しては今まで触れてこなかったようなポイントについてはこれからも言わないかもしれなくて。『ぼくはくま』についてはワンフレーズだけの話でうた全体はもちろんくまちゃんのことがメインになってるんだけどそれでも幼いヒカルのこども心に「リトル・マーメイド」が「歩けるのは尊いことなんだ」という観念を植え付けてた事はあったかもしれないなとか、そういう、そもそもヒカル自身も自覚してなかった領域なんかもあるかもしれないので、こうやって思いついた事はつらつらつらつらと書き留めておくのがいいのかなぁと。それらが実際のところどうなのかというのは、追々わかってくることもあるでしょうから。ひとまずは、『君に夢中』を聴きながら、今回こうやって直にメロディーを引用するに至った背景に関して各自色々と自由に想像していくターンなんじゃないですかね今という時期は。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )