さて7月。あの人やらこの人やらその人やら(どの人やら?)、光にいちばん近い人たちの誕生日が集中している月である。今は離れた所に住んでいるのなら、バースデーカードでも送ってくるのかな。該当者は気軽にツイートしてください(笑)。
誕生日は年をとる日ではなく、その人が生まれてきた事を祝う日だ、と何度も言ってきているが、子が親の誕生日を祝うというのも順序としては不思議な感じがする。貴方方が生まれてきたから今の私が在るんです、という事は父母の両親、祖父母の代が彼らの誕生を直接祝ったのであって、つまりその慶びを孫の世代が引き継いでいるのだ。なんだかちょっとだけ壮大。
両親だけでなく、光の人生に最も影響を与えた二人もまた7月の誕生日である。五年前のうたゆなは連日宴であったことだろうな。
そして、10年前の今月はFINAL DISTANCEの誕生月である。様々な意味合いでターニングポイントとなったシングル曲だが、その神聖さは今となっても独特の風合いを失っていない。Dedicationに込められた思いに、世界はどれだけ応えてくれただろう。人の心の"闇"は、昔はもっとありふれていた気がするような、そんなに変わらないような。自らの命を貶めるのに躊躇いのない向きが、他者の命を何とも思わないのは道理が通ってはいるが、何かが引っ掛かる。そういうことではない、と曲に込められた思いに触れる度に思う。事件自体に触発されて書かれていないだけに、この曲をDedicateしようとした気持ちは透き通って伝わってくる。何も還ってはこない、ただ悲しみ、慈しむしかないのだが、この曲に込められた思いが古びて聞こえるようになる日々がくることがいいのか、相変わらず響き続けるのがいいのか、はよくわからない。人が生まれてきて死んでゆく、Alive and Dead, Come And Goに対していつにも増して考えさせられる、そんな
月が7月である。
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