平松洋子「そばですよ」読了
本書は平成30年に本の雑誌社より発刊されたものです。
雑誌「本の雑誌」に掲載されていたものをまとめたものだそうです。紹介されている立ち食いそば屋は全部で25店。まぁ全部東京都内の店なのでちょっと行ってみようかということもできませんが。
読みながら、なんだかこそばゆい思いにとらわれてしまって、それはなんだと考えてみたら、各々の立ち食いそば店に対する平松さんの思い入れというか、そのほめそやし方がなんだかこそばゆいんですね。出汁、天ぷら等の種物に対する真剣な態度ということをさかんに言うんですが、ほんとかいなという思いをぬぐいさることができません。もちろん噓ではないと思うんですがね。
ちょっと、この平松洋子という作家の文章が鼻についてきたのかも知れません。平松洋子の食のエッセイをそれこそ何冊も読んできたんですが、こうして人は平松洋子にはまり、その後卒業していくんでしょうかね。
そんなことを考えながら読んでしまいました。平松洋子、もういいかな…。
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