“よくならない”

　新患外来は３０人余り。その中に、先日診て“よくならない”との訴えで再度来られた方が混じる。
　でも“よくならない”の詳細を聞くと、「熱は３８度は出なくなった」、「痰は薄くなった」などと大体は軽快傾向を話してくれる。
　それなのに何で“よくならないから又来た”と言うの？
　「もう少し」とでも言えば良いのに。本当に良くなってない方は“悪くなった”と言うの？
　今日はこの乱れた中で、三人も入院して、頭が混乱。一人の方、入院時指示（血圧は一日に何回測って、熱が高いときどうするかなんてこと）を書き忘れて帰って来てしまい、家まで携帯電話が追いかけてきた。
　謝って、電話での連絡〔口答指示〕で堪忍。
　受け持ち患者さん、四カ所の病棟に散らばってしまい見落とす？
　守備範囲でもミス。
この落ち着いた季節なのに空床が少ない。
　研修医は当直明けで。「どう？」っと聞くと、「眠いだけです。」と殊勝。
　まだまだ慣れてないので、気配りが抜けてしまう。そこを後ろからバックアップフォロー。
　夕方の気管支鏡検査、視野は結構血の海。その海を乗り切って検査終了。私は外からレントゲン操作だけだけど。

※　早稲田のＳ投手は球、速くなくてもコントロールと度胸だ。

ワックス効果９ヶ月？

　昨夜はちょっと飲み過ぎてシマッて、頭と力が尽きてしまった。
　今日の午前もちょっと出勤。顔見て、話して、ちょうど留守番をした医師も来ていて、会って入れ知恵。
　診に行った方、小康というよりも、“微”小康と言う位だけど、それでも『無理ない範囲で出来るだけ』。
　留守番で診た方も、パッとしない“微”小康状態。こんな時期もあり。
　でも、一昨日に輸血した方は、その効果があってやや安定化。
　帰ろうかなと思ったら、呼び止められて一人入院したと報告、挨拶だけ。
　今週は化学療法の予定、量をビビルと副作用は軽いけど、効果も軽いかも。過ぎると副作用キツイ。

　車のワックス（フッ素コーティング）かけ。容器の表面には９ヶ月効果ありなんて書いてあったが、ほんとに半年以上も持続するの？信じてないけど、信じたくて買って使う。
　持たなければ、今時不当表示でつつかれてるはず。それなら、どんな条件ならそこまで持つのかも教えてくれたら。
　まあ、半分の４ヶ月は期待。
　ついでにネットで探すと、もっと持つコーティング剤もある。

　ここでワックスとコーティングの違いを学習、今まで同じだと思っていたのは、ただの無知、思い込み。
　人に言わなくて良かった。

※　自分の守備範囲と異なる領域に踏み込んだ時は偉そうにしてはいけない。

疲れる？

　夜半に電話。ご家族から『血圧の変動は担当に連絡しなくても良いのか？』と言われて、かけなくてもよかったのだけど、看護師さんが困ってしまったのだろう。『担当には連絡を入れました』と回答するためのもの。
　朝までそれだけ、午前中行くと付き添っていた家族の方は疲れて寝ていた。それで良いんじゃないの。」
今夜はちょっと酔ってしまった。

※　イチローの盗塁死、本意じゃなくてちょっと気の毒。

輸血も電話だけ

　担当医が学会でいない間に、その患者さんが貧血で、輸血した方がよさそう。
　本人には同意確認出来ないので、家族に電話をして、電話口だけ、口頭で同意を得る。これは、確認同意文書無し。ちょっと、やばそうだけど、ご家族は署名のためだけに来れないし、きっと来ないし。
　副作用、アクシデントが出たら？そんなのは殆ど無視、その時考える。
・・と、二日続きで同意書なしに、かましてしまった。
　外来は予約だったけど、割り込みが多く、時間は乱れた。
　割り込みを最後に回しても良いのだけれど、全員そうも出来ないし、途中ぶっ飛ばして時間を作る。

　留守番の始末をして悩んでたら、今日も終了が遅くなってしまった。
　でも、一般営業の午前様ではありません。
　明日も明後日も出勤ほぼ確定。

※　立てこもり,負傷者を助けようと警官殉職、負傷者助かりプラスマイナスでゼロ。どこか間違えてるみたい。

突然、豪雨！

　朝の出がけは雨、外来午前中にあがって晴れ間。・・と思ったら、昼に突然スゴイ雨、滝のような音。
　この時、屋外にいた人は傘をさしてても、ビチョ濡れ絶対。
　雨から晴れ、晴れから豪雨、この間当たり前だけどずっと外来。研修医は終わり頃にやっと来たけど、次の検査がつかえていて断りに来ただけ。でも、断りに来るだけマジメだ。
　はっきりしない発疹性疾患、“麻疹”ではないとわかったけど、水疱瘡だった。　いささか典型でなく見誤った。
　後は、紹介患者さんを二名。それぞれまあまあの対処。

　夕方までは順調だったのい、突然の電話で、急に腰椎穿刺を依頼された。
　勿論、研修医を呼び出して「やってみ。」と指示。
　研修医はすぐに来て、患者さんへの解説は私がする。看護師さんは「同意書は？」と聞いたが、「もう仰向けに寝てるから、やめ。」と同意書無しで実施。
　もし、事故が起きたらまずそうだけど、そんなのは気合いで突っ切れ。
　検査はスムーズに終わると思ったら、髄液を試験管に移すときにミステーク、大事な髄液を２ｍｌ位こぼしてしまった（患者さんには見せられない）。
　これさえなければ、９０点だったのに、残念。
　私が途中で、声を掛けたのがまずかったね。
　更に、別の患者さん（受け持ちは他医）の具合が悪く、その後始末と明日の予習で結局終了は７時過ぎ。

※　偉そうに言えないけど、三歳児、ものごころがつく頃の置き去りなんて・・・。

「先生、まじめにやってる？」

　帰り道、道路の反対側を走っていた車が止まり、突然窓から声が私の方へ。
　思わず、“ギクッ”。ちらっと顔を見て、何か分からずただ頷いて気配を伺う。
　ついで、「病院の□□の○○はひどいね！」と、クレームを訴えるような、同意を求めるような、よくわからん言葉の雰囲気。
　声に出す返事はせず“ハアーッ”いう表情を出して行くのを待つ。
　深入りはヤバイし、全くの無視もどうすべきかと、そのまま、しばしして行く。　思うに、自分の要求への回答に対するクレームかな。
　私がたまたま向こうさんにどこかで顔を見知られていたんだろうね。
　世の中狭いから、外では注意、誰に見られてるか分からんし、自信のない行為はまずそう。
　でも、普通は車を止めて車中から声を出して、しかも反対側を歩いている人に大声で話しかけたりはしない。これだけでも“？”だ。

　夕方、若いのから薬の使い方について話しかけられた。以前、質問を受けたとき分かってるような感じだったので、かなり任せていたらそれほどではなかった。
　遠慮があったんですね。もっと、気配りをしてれば良かった。
　「ごめん、悪かった。」でとじる。

　具合の悪くなってきた方の御家族から、「輸血はいいです。」と輸血不要の言葉。
　輸血をしてまでとの考え、それもありだ。

※　輸血は流体臓器移植。

麻疹（はしか）

　ちょっと流行ってるみたい。成人で麻疹になると結構キツイヨ。
　小児科、内科にちらほらと来る。麻疹は空気感染、ウィルスのただよう空気を吸い込んだだけでも移るかも。
　だったら、あやしいとこでは息をつめる？これは苦しい。病院なら全部あやしい所になる。
　隣の患者らしき人は麻疹か否か、そんなん分からん。混んでたら逃げられない。
　外来は往来と同じようなモノ、ただ病人が多いだけ。
　咳やくしゃみのある患者さんは自分と周囲の為に“マスク”をする。
　マスクをすると、咳やくしゃみなどの水蒸気付きの吐息の出るのをかなり防いでくれる。
　マスクなしだと、これらの水蒸気がとれて小さく軽くなった病原体が長く遠くへただよう。この極めて微小になった病原体は普通のマスクをすり抜ける。
　自分を守るためのマスクはここが弱点。それ以上の目の細かいのは長く付けてると息苦しくなる（炭坑のマスクをイメージすると分かる）。
　映画なんかである、生物兵器はこれ。数年前の“炭疽菌”を思い出した。　
　でも、麻疹はそこそこ有名な病気だから、小さい頃からワクチンなどで守りを固めておくことが大事。インフルエンザほどワクチンの数はないよ、どうする？
　あやしい患者さんが世のために、自分に“マスク”をすると少しまし。
　あとはやはり自分の体力。
　昨年からのノロウィルス、今回の麻疹で学習して、新型インフルエンザの疑似体験学習にすればよい。

　入院患者さんのある方、痰がでないと極端に酸素濃度低下を示して“ヤバイ”。
　もう体力が乏しそう。

※　タミフル異常行動。でも、抗精神薬なら日常的なんだけど。

脳疾患三連発

　今日、研修医が来る３分前に私が見た方。内分泌疾患、後３分早く来てれば良かったのに、話を聞き始めて途中で交代はあまりに失礼になるし、ちらっと診察の所見を見せる程度になってしまった。
　でも、その後脳疾患らしき方が三名来て、続けて学習出来たはず。
　その中の一人に対して、診た後に「どうする？」と聞くと、感想的なことしか言わない。「それでは診療は進まない。３０秒以内にどうしていくか決めてよ。でないと、みんな動けないよ。」とまで言ったんだけど、「・・・」。
　まだ、診療のシナリオを書くのは難しかったかな。
　三人の内の一人にはＣＴに所見があって、実を学んだ。
　同じ訴えでも、診ていくと違った結果が出る事もある。

　休みの間にずっと診に行ってた方は、やはりそれなり。夕方面談、色々受け止められた？

　夕食はカレー、ガキの頃から好きで食べ過ぎてしまった。

※　国民投票案、マジメに考えろと受け止めるべきかな？でも、そんな人を選ぶ人が多い結果でもある。

閉店前割引

　夕食後に明朝のパンがないのに気づいた、７時５０分。
　そういわれると、どうしてもないと辛いと感じてしまい、大至急パンを買いに出る。店は夜の８時迄できわどかったが開いてた。
　この時間閉店５分前、空の棚が殆ど、もう菓子パンはゼロ。残りは食パンとフランスパンだけ。明日の朝の食パンを買って会計。
　店員さんが「２割引です」と言って、初めて見返すと確かに棚には２０％引きと書いてあった。
　そう、今日作ったものや生鮮品が売れ残りそうになったら、安くして完売目標。
　捨てるよりは役に立つ、売れ残りをどれくらい少なくするかはチーフの判断。
　でも、この廃棄価格はある程度、販売価格に含まれてるはず。
　病院の食堂なんか、遅く行くとほんとに“食うモノがない”ってなってる。
　あるけど、食いたくないモノだけ。
　そんな時どうする？どうしようもないときは“紅茶”で済ませることもある。

　デパートなんかでも、売り上げ予定数に達したら、後はバーゲンでもＯＫのはず。
　医療機関でも、無駄になる部分をどこかに含めてるのだろうか？

今日も朝のうちにちょっと出勤、患者さんは昨日と余り変わらず。
　夕方に確認の電話、イメージが伝わってなかった。
　仕事は来週の化学療法の確認。

※　ジェットコースター、事故後は点検十分と度胸があれば狙い目。　

業務上停電

　今日は、点検のために業務上の停電。出勤するとロッカー室は電気無し、ドアを開けての薄明かり、エレベーターは停止中、歩いて上がって病棟行き。
　検査結果はパソコン端末画面ではなく、文書で回答。薬のオーダーも手書き処方箋で依頼する。
　面倒くさいけど、停電ならいちいち文書確認が必要でミスが減ったかな。
　毎日の事になると楽に慣れてるから、かったるそう。
　まあ、時には思いだせっ！そうすれば、緊急時訓練も兼ねられる。
　患者さんは、“まさにそれなり”って感じの平穏気味。

　ヤンキースvsマリナーズ、日陰の城島ホームラン。
　首相、“肯定も否定もしない”なんて言って、子供が言ったら教師どうする？

※　アベちゃんの訪米、国賓とは見なされてなかったみたい、これが実力だろうね。