紹介状なしで転居

　今日の新患外来、北の方から、転居された方が来た。
　薬の説明書は持ってこられたが、肝心の紹介状はなく、引っ越した先で、何処に掛かるか決められなかったので、紹介状は頼めなかったと言われる。
　それでは、病名はと聞くと、的確な病名は応えられなくて、内心、いい加減にしてよと思ったが、耐えて、まあ、「薬は継続します。そして、そちらの医療機関に紹介の手紙を書いて送ります。」と答えた。
　残念ながら、病識感がどうも、些か、足りないようだった。
　御自分の病名を、きちんと答えて下さらない方も、時々見受けられ、これは患者側だけでなく、医療者側も“あなたの病名は□□です”とはっきり言ってない場合もあるからだろう。
　その次に来られた方は、それなりの病状で我慢のし過ぎ。
　当院では、入院不可能だったので、他院へ依頼となってしまった。

　いずれも、医療機関に掛かると言うことを、もう少し考えて下さっていたら良かったのにと、少し残念。
　このお二人は、午後の早めに来られ、そのしわ寄せが後ろにドーンと来て、定刻の５時には終えないと、周りに悪いしと、今日の午後はいつになく疲れてしまった。

※ ＮＨＫ、今日の国会中継はいつになく粘っている。