正月

　今年も正月の朝は自宅で迎えられた。
　風はないが、曇りで空気は冷たい。さすがに出歩く人も、車も少なく静けさを見せる。
　しかし、私が小さい頃とはもう全く違う。当たり前だけど、時代がうんと進んでいるし、時の経過がぐっと早くなっているように感じるからだろう。
　子供の頃の時間の経過はゆったり、成長するに連れて経過は加速度を加えていく。
　今日は１月１日だけど、仕事が始まると、あっという間にもう１月も終わりかっとなってしまいそう。
　それに対しては、目標と計画を大まかにでも作成しておくべきか、それとも子供の時のように漠然と行き当たりばったりか、どちらがよいか。
　後者の方が楽しそうにも思えるが、働いているとそれだけではすまされないだろう。どうしても前者の計画性も捨てられないだろう。
　かくして“一年の計は元旦・・・”となるのだろうね。
　ユックリ起きて、正月の礼、新聞や年賀状をみて、ボーっとしてるともう夜。
　この追い立てられないという漠然さが正月休みの真髄。
　飯を食べて、ボーっとしてると世の中は平和になりそう。
　やはり、食を足らすことが肝心と別の真実にたどり着いた。

　今日は仕事も無し、仕事の電話も無し。明日は出勤確定で現実に戻る。
　元旦からしっかり働いている方には申し訳ないような一日だった。