ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

視線

2004-12-16 21:01:17 | Weblog
 今夕、一昨日に亡くなった同僚のお通夜に行きました。正面の故人の写真は七:三に構え、その視線は写真からみて右方を見ていました。ベラスケスは絵の中に自分を書き込んでいて、その人の視線は絵を鑑賞する人の視線と合う。いつも鑑賞する人を追いかけているのがベラスケスだった。
 カメラ目線とでも言うか、目を合わせた姿勢は時に必要と感じた。
 外来診療でも、このごろはコンピューター画面を見ながらの診療が必須で、ともすると患者の顔も見ずにすましそうになっていることがある。
 瞬時でも良い。患者さんと目と目を合わそう。その瞬間に誠意を超特急で送り込もう。
 また近頃は説明すべき事がドンドン増えて急いでしまう。この故に早口になりそうだし、患者側も理解できてなくても頷づいてしまう。この合間の瞬間に目を合わそう。
 きっと役に立つだろう。
 でも、こんなの当たり前の事だよね。
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1 コメント

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ベラスケスの視線で (dimi)
2004-12-29 21:47:11
ベラスケスで検索をかけて、お邪魔しました。

人と向き合うのはとても難しいことですね。

わたしも人と接するのが仕事なので、この文章を読ませていただいて、色々と考えさせられました。

常にモデルと真摯な態度で向き合い、それを作品に反映させることのできた、ベラスケスのようでいたいものです。

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