高血圧でもこの程度

　高血圧なんて、もう十分に一般的になっていると思ったらそうでもない。　
　先日、結構見てる方、この冬血圧が例年よりあがってきたので一錠追加。
　【近頃は今まで飲んでたのを増やすよりも、別の種類を追加するのが主流。】
　それで、一剤新種を追加。先週来たときに患者さん曰く、「アレを飲んで暫くしたら、どうもふらつくので飲むの止めました。」と言う。
　まあ、仕方ないかなと思って、「じゃあ、この前足したのを休みにしたのですね」と確認をいれると、「いえ、血圧の薬は全部飲むのを止めました。」。
　「えっ」と、血圧を測ると、１９５／１１０もある。
　こんな認識があったのです。この方は、まだ五十代で惚けてはなく、話も分かっていると思っていたのに、この始末だったのです。
　別の方、「血圧が下がってこないし、もう一種類一剤を追加して飲んでよ」と言うと、「いえ、結構です。こんなに飲んでも下がらないのなら、もう増やすのは嫌です。」と言うのです。
　こういう言い方の場合は、追加してもきっと飲みません。
　身体は少しずつ調整するものとか、薬を飲む、飲まないではなく身体の中身を安定させることが大事と理解しがたいのだろう。
　もっともっと感覚的な認識が必要と感じさせられた方々だった。

　今日は出勤せず。夜に電話。「○○さんに発疹が一杯出てます。」「抗ヒスタミン剤をつかっといて」と回答。

※　日本のサッカー、スパッと勝てないもどかしさ。