ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

抗がん剤の皮膚浸透性

2013-05-09 22:25:26 | Weblog
 昨日の文を省みると、こんな生(なま)を平気で言うの医者はやはり生意気かな。
 今日は今春卒業研修医との外来日。まだまだ、言葉は硬く教科書から出てきたような話し方で、もっと揉まれて柔らかい言葉が期待される。
 しかし、このことを言うときっと気にするから、今回はそっと見守る。
 きっと、そのうち慣れて練れてくるはず。
 次回、一緒の外来は半年後だけれど、待ってみる。
 ひどめの方もなく、患者数も余り多くなく、まあ、ゆっくりと診療ができただろう。
 午後、回っていると、皮膚に触れた抗がん剤は皮膚から浸透するか否かの話になり、血管外漏出(血管から皮下に漏れた場合)はまずいけれど、表皮に一滴位垂れただけなら、すぐに流水で洗いながせばいいんじゃないって言ったけど、同意は得られなかった。
 化学兵器(毒ガス)は、その目的から、皮膚浸透性が目的でもあり、極めて危険だけれど、通常の抗がん剤は今の自分の認識では、表皮に一滴垂れたら直ちに吸収されていくとは考えがたく、研究的考察もないままに考えた結果。
 確かに、出来るだけ、直接触れたり、吸い込んだりはない方がいいに決まっているから、調剤時には手袋、マスクはそれなりの装備は納得できる。
 でも、通常の注射、点滴辺りでは、そこまでしなくても、防御は大事だけれど、やりすぎって感じに考えてしまうのは危険予防からみると間違っている、アバウト過ぎる、古い?
 こんな事でいささかもめそうになったが、まあ、追々考えてみよう。 

※ 参院環境委員会の委員長解任決議案、参院本会議で可決なんてド○○の閑人。
コメント
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