ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

台湾帰りのインフルA

2013-05-08 22:13:24 | Weblog
 外来診療をしていると電話、「インフルAが出そうです。」
 この時期は、4月下旬にインフルBがちらっといて、ま、Aは極僅少。 
 ちょっと気にされている、“鳥インフル”の可能性もあり、良く聞いてみると、患者さんは台湾帰りという。
 台湾と中国との距離はメチャ遠くはなく、行き来はよく分からないけど、そこそこはあるはず。
 先日、中国から台湾へ戻った人が、鳥インフルだったこともあり、この方の台湾内での潜伏インフル患者との接触は誰も否定出来ないから、もし、疫学的注意を考えるのなら、きちんと勘定に入れて、検索確認すべきと準備を勧めていたら、保健所に話したら、「中国からの帰国ではないから、検査要らない。」のつれない返事。
 かもしれないを調べていかないと、早めのチェックはできないと思ったが、正確なウイルス検査は保健所経由でないと出来ないから、ここで断念。
 疑わしきを調べて積み重ねないと、あの2009インフルで、神戸で見つかった高校生に渡航歴はなかったことの学習効果がないのか、今までは見せかけで、ホントはやる気がないのかのどっち?
 どう考えても、後者にしか思えず、御上末端の根性と姿勢を垣間見た様な感じで、もう知らんって思ってしまった。
 折角の情報積み重ね協力を捨てるのなら、ホントにもう知らん。
 自分の外来診療ではそれなりにやるが、この件では、虚しい努力はやめて、保健所方向は“シカト”しようか?

 午後の外来、元気がなくなり、食事もすくなくなり、動きの悪くなった高齢者にどうしたらと、御家族から問われ、「それも、実力です。」と余りにも簡単に答えてしまったが分かったかな?

※ 某女優、“軽度の心筋梗塞”って病名は表現が変。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする