ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

熱帯夜・続

2011-08-10 21:53:51 | Weblog
 とうとう熱帯夜が続き始めたが、何とか眠れた。
 今日は夕方から、難度有“CT下肺生検”。午後から開始が遅れてはと、外来診療を飛ばそうとするも、患者さんがそろってなかったりで、気が焦ってしまった。
 何とか予定の16時には間に合わせて、開始。
 今日の方は、肋骨の裏に影が隠れて微妙な位置、開始前に入れ知恵して開始。
 仕方なく、斜めに差し込んで行く事に決定。しかし、斜めは刺入角度決めがずれやすく、決まるまで数回CT撮影を繰り返す。
 漸く決まって、生検を始める。一回目はやや浅めで“スカ”、二回目は“OK”、もう一回と気合いが入ってしっかり採取できて“OK”、次は研修医にやって貰おうと準備を始めると、生検ガイド筒から出血。
 『血管を傷つけた、マズイ!』即、「抜いて圧迫、終了!」宣言。
 出血を見ながら、検査を続けると、某歯科インプラントの時のようなことにつながる可能性がある。
 ヤバイ時は直ちに撤退しかない。もし、研修医がやってる時に出血が起こると研修医にはトラウマかも。
 直後にCTで確認すると、胸腔にそこそこ出血を認め、内心ビビリ感。
 ここで焦らずに、患者さんの体調をみて、「暫くじっと安静、止血を待つ。」と判断。
 心配を秘めて、1時間余り後のCT検査。出血はやや増程度で、何とかこのままで行けそうな状況、少し安堵。
 出血の原因、“気”の入りすぎで微妙な位置に少しずれただけで、今回の検査手技では起こり得る可能性もあったが、検査をしないと前に進めない致し方のない部分でもあった、『メゲルナ、メゲナイ。』

 京都送り火、一転松を受け入れ。この位の豹変が出来ないとド○○から浮かび上がれない。

※ サッカー国際親善試合、日本は韓国に勝ち、(非公式)世界チャンピオンは防衛。
コメント
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