ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

白い巨塔 5

2004-12-21 21:10:33 | Weblog
 つい新任教授の欠点を書いてしまっが全てではない。骨を埋めるつもりで植民地へ赴任してくる人もいる。植民地の住民もその辺りは肌で感じる。すると、5年後、10年後には教室の雰囲気が変わってくる。現地人を育てようとする意気込みは確実に伝わってくる。その教室は幸いだった。
 でも、植民地で名をあげて、帝国に凱旋帰国(帝国教授になること)を考える方もいる。
 途中で変心されるとかなりがっかり、でも、その方の人生だからと割り切るしかない。当たり前だが、変心後の教室の雰囲気はぐっと冷えてきている。
 昨日は外科の事を書いたが、内科についても書こう。新任教授が赴任して、助教授を母校(帝国)から連れてくることもあるのです。こうなると、現地人の上は講師(No.3)以下止まりです。「こんなのあり!」って感じ、植民地に反乱が出来るなら反乱を起こしたいよ。No.1にもNo.2にも反論し難い状態になってしまう。教授が決まると大学の他教室からの援助はまったくなくなり、助勢も無し。ひどい場合は、教授の定年までの年数を計算して、自分の行動、身の振り方を考えねばならなくなる。
 助教授と年の近い人々は言動に人一倍気を遣わねばならないのです。この閉塞感、きっとたまらないよ。
何とも、何も言えなくて。
 まあ、教授は中小企業のオーナー社長の様な者です。

 今日、母校の学生が病院見学に来ていた。5年生、さすが若いね。これくらい年が違うとみんなかわいく感じるよ。自分にもあの頃はあったのだろうね。彼らの様に可愛く思われていたのかな?思い返せばどうも疑問だ ??
 明日は医学生のことを書こう。
コメント
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