ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

やれやれ

2010年04月18日 | 社会・政治
 今日の産経新聞の一面トップは「普天間を継続使用 移設は困難 米、判断固める」というものでした。

 麻生前首相が懸念したことが現実になろうとしています。

 日本国政府・米国政府・地元住民が一度は合意した辺野古への移設を、宇宙人総理は、なぜ駄目なのか説明せぬまま、一方的に見直すと宣言し、半年たったらこの体たらく。
 十分予想できる事態ではありました。
 しかし宇宙人総理は、不敵な笑みを浮かべて、「腹案がある」だの「五月中に決着する」だの「国外最低でも県外」と話し続け、ついには米国の怒りを買って、普天間そのままか、自民党政府が進めた辺野古移設か、どちらかしか実現不可能というべき事態を招いたのでした。

 嗤うべし。

 ここは細川元総理を真似て、「よきにはからえ」と言って退陣するしか選択肢はありますまい。

 このごに及んでなお、米国を説得できる案など、魔法でも使わないかぎり不可能でしょう。

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診察

2010年04月17日 | 精神障害

 昨日、夕方、冷たい雨のなか診察に行きました。
 半日からのリハビリ出勤を条件に、五月の連休あけからの出勤を認める、という診断でした。月曜日には、リワークの担当カウンセラーと一緒に職場面談に行きます。
 緊張と不安はぬぐえないですが、これはいくら先延ばしにしたところで同じこと。
 えいやっ、と行ってしまいましょう。


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SAW6

2010年04月16日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

「SAW6」を観ました。

 このシリーズはもはやホラー映画の寅さんとも言うべきで、毎度おなじみの残虐シーンも、まるで寅さんとおいちゃんの喧嘩のように、微笑ましく思えてくるから不思議です。

 「SAW」シリーズでは、今までジクソウが反社会的な者や命の尊さを理解しない者に、その者の生命をかけたゲーム、というか私刑をしかける、という話が基本で、犠牲者の人物造形にはあまり力が入っていませんでしたが、今回は請求の三分の二を却下する大手保険会社の査定役、という人物を、丹念に作りこんでいます。いわば被保険者の生命を大事にしなかった、犯罪を犯していない悪人、というところでしょうか。

 このシリーズは、第1作を観たとき大きな衝撃を受けたものですが、6作も続くといい加減飽きてきます。「13日の金曜日」や「スクリーム」シリーズほどではないにしろ、そろそろ止めないと深い沼から抜け出すなくなるでしょう。
 ただ、終わり方からいって、次作を予感させます。
 

ソウ6 アンレイテッド・エディション [DVD]
トビン・ベル
角川映画

 


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寒い

2010年04月16日 | 文学

 昨日に続き、今日もひどく寒いですね。
 不覚にも、風邪をひいてしまったようです。腰と関節が痛み、軽い咳があります。まことに残念ですが、今日はリワークをお休みしたほうがよさそうです。
 しかし、16時30分からの精神科の診察にはどうしても行かなければなりません。薬がなくなってしまいますから。

 毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは

 と、詠んだのは正岡子規ですが、もう彼岸の入りから一カ月もたっています。今年は異常ですね。正岡子規なら、どんな句を作るでしょう。


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青臭い

2010年04月15日 | 思想・学問

 私は物心ついてから、生命はなぜ存在するのか、どこから来てどこへ行くのか、という問いから解放されたことがありません。
 そしてそれは、私に限らず、圧倒的多数の人々が、そうなのであろうと思います。
 私は十代の頃、薔薇十字会やスウェーデンボルグ、ルドルフ・シュタイナー、マダム・ブラヴァッキーなど、西洋の神秘学に深く心惹かれました。それは、まるで魔法のように、この世の秘密を解き明かしているように思えたからです。
 しかし西洋の神秘主義は、反則を使いました。「神」です。唯一絶対の神を設定してしまえば、それですべてがおしまいです。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教、すべては同じ原理で、問いから逃げています。
 その後、私は仏教に惹かれました。
 仏教は、この世の成り立ちと、いかに生きるべきか、を問うて、見事に応えています。
 しかし、なぜ、と、どこからどこへ、には応えていないのです。
 そういう意味で、仏教もヘブライ3宗教と同じように、私、そしてあらゆる人類にとって最も重要な問いに応えていません。

 なぜ在るのか、どこから来てどこへ行くのか。

 私は不惑を迎えながら、青臭い問いから逃れられないでいます。

 リワークは、現世を生きる術を学ぶ場です。それはそれで楽しいし、そこでできた人間関係は代えがたいものです。
 
 しかし、だからこそ、生きることを楽しいと感じられるようになった今だからこそ、根源的な問いに立ち返ってしまうのです。

 なぜ、どこからどこへ?


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共時性

2010年04月15日 | 思想・学問

 今日のリワークは今週の卒業生4名の卒業プレゼンテーションでした。

 そのなかに、私と深いシンクロニシティ(共時性)を感じさせる人がいました。

 平成16年度、職場が法人化されるのにともない導入した財務会計システムを導入した会社のSEです。しかも彼女はその担当者であり、長期間、私の職場で勤務していたのです。
 彼女はそのシステム導入の際の業務過多が原因の一つとなって、調子をくずした、とのことです。
 私は同じ時期、同じ職場で、逆の立場でこのシステム導入に苦しみ、発病しました。
 それが五年もたって復職支援で出会うとは。
 なんとも皮肉なものです。

 その後互いに互いを知らぬまま休職と復職を繰り返し、今にいたって出会うとは。
 縁とは不思議なものです。
 リワークで再会、なんてことにならなければよいのですが。


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お昼

2010年04月14日 | その他

 水曜日はリワークが半ドンなので、恒例のランチ部です。
 今日は無国籍料理を店で、牛たたき定食を食しました。あっさりした赤身肉にポン酢味が効いた、ヘルシーな料理でした。部員たちは、銘々好みのものを頼んでいました。
 
 リワークといえども人が集まる場。短期間に人が入れ替わるとはいえ、一種の組織になります。するとどうしても、ドロップアウトする者や、病気が悪化する者も出てきます。嘆かわしいことですが、幸運にもリワークに出会えたにも関わらず、うまく復職できない者もいます。いずれ再起を期すにしても、相当な覚悟が必要でしょう。

 私は来週で修了。ここまで来られました。きちんと修了できそうなことを喜び、職場復帰を目指しましょう。


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救いと悟り

2010年04月14日 | 思想・学問

 親鸞上人は救いを阿弥陀仏による他力本願に求め、道元禅師は座禅の中に悟りを求めました。この二つの併存する概念を思うとき、精神病から逃れることは、救いのなかに悟りを求める、ブッダの原始の教えに帰っていくように思います。

 薬による救いと、リワーク通所やリハビリ出勤などの悟り。
 この二つが同時に行われなければ、問題は解決しません。

 翻って考えれば、救いと悟りを対立的、もしくは併存的に考えること自体が、無理であるとわかります。

 救いと悟りを同義と捉えてこそ、精神病からの脱却は可能なのではないかと考えます。薬で脳内物質を調節することと、行動で精神を動かすこと、これを一体的に捉えるのです。

 なんてなことを考えながら、出勤が怖い、職場が怖い、パワハラ親父が憎い、そんな感情を消せずにいるのです。


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マリアの胃袋

2010年04月13日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 お昼を食べていて、ふと、お腹がでてきたなあ、と感じました。中年太りとはよく言ったもので、子供が成長するごとく、生まれて死ぬ、その成長と老いの過程にその時期はあり、今私はそういう時期なのでしょうね。
 それに加えて精神病薬の副作用もあるでしょうから、ダブルパンチです。

 二十年ちかくも前でしょうか、「マリアの胃袋」というホラーコメディがありました。
 大竹まことや柄本明が出ている映画です。
 元グラビアモデルのマリアは、過食でみるかげもなく太ってしまいます。かつて美しいプロポーションだったころの自分のイメージヴィデオを毎日繰り返し観ながら、さらなる過食を繰り返す、引きこもりの日々を送っています。柄本明は際限のないマリアの食欲を満たすため、犯罪を繰り返すのです。
 ストーリーはホラー、作りはコメディ、しかし、じつは人間の愚かな欲望とその末路を描いた映画でもあります。

 私はおのれの腹をなでつつ、食欲のままに食うのは控えよう、と思うのです。

マリアの胃袋 [DVD]
相楽晴子,柄本明,大竹まこと
パイオニアLDC

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遠く

2010年04月13日 | その他

 今朝はリワークがはるかかなたに感じられます。
 片道30分が、遠いのです。
 行くことが、大変な難事業に感じられます。
 こんなことはリワークに通い始めてから初めてです。
 自分の体調・気分を把握するようリワークで訓練を受けていますが、今朝はかなりきつい感じです。行こうか、行くまいか。あるいは、午前だけで早退するか。
 厄介な私です。


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自慢

2010年04月12日 | 文学

 先日、私の小説集「おにく姫」が、インターネットで3,200円の値がついていることを知りました。定価は1,000円ですから、3倍以上です。これには作者の私も驚きました。というより、心配になりました。そんな値段をつけて、買う人がいるのだろうか、と。
 それよりはむしろ、値を下げてもいいから、増刷してほしいものです。
 自慢。


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戸山公園

2010年04月11日 | 散歩・旅行

 昨日は戸山公園から早稲田あたりを散歩しました。

 戸山公園の桜はまさに吹雪のように乱れ散っていました。もう季節は初夏に向かっているのですね。
 早稲田大学には、土曜日だというのに多くの学生がいました。その若さの輝きがはかないものであろうとは、知ってはいても気付きますまい。

 若さとは こんな淋しい 春なのか

 自由律俳人、住宅顕信の句です。
 25歳を迎える前に病で亡くなったこの俳人は、しかし、命のはかなさに気付いていたようです。それは病がもたらしたものなのか、あるいは深く信仰していたという親鸞上人の教えによるものか、今となっては確かめる術はありません。

 精神病を発病してから、無常の念がますます強まっています。
 しかしそれでも生きなければならないのですね。
 人生楽ありゃ苦もあるさ、とか。
 ここ五年ばからりは、苦しかありません。
 そうであれば、次は楽、なのでしょうか?
 


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馬鹿馬鹿しい

2010年04月09日 | 社会・政治
 今、NHKの番組で、選択的夫婦別姓についての問題を取り上げています。

 誠に馬鹿馬鹿しい。

 姓など、単なる記号に過ぎません。

 夫婦が同じ姓を名乗ろうが、別の姓を名乗ろうが、どうでも良いことです。どちらかを強制する、その強制が間違いです。
 夫婦別姓に反対する人は、まるで、日本人全員が夫婦別姓になるかのような言い方をします。大きな間違いです。ことは、「選択的」なのです。それぞれの夫婦が、選べるのです。
 そして、私の推測では、多くの夫婦が同姓を選択します。なぜなら、日本人は「みんな一緒」が大好きだからです。別姓を選ぶ人は、むしろ少数派として、差別にあう可能性が高いでしょう。それが子供に及ぶのは哀れである、という考えはもっともですが、それも社会のあり方の問題、というより数の問題でしょう。別姓が増えれば、今度は夫婦同姓の子供が、変な家、といって差別されるでしょう。

 夫婦同姓は、人間の家族文化の普遍的な価値ではありません。むしろ、近世以前の日本においては、庶民の多くが、姓などもっていなかったのです。それを、夫婦同姓は日本古来の文化のように錯覚するのは、愚かというより馬鹿馬鹿しいことです。
 そもそも皇族には苗字がありません。なんちゃらの宮、というだけです。天皇にいたっては、それさえありません。今上陛下の名前は、明仁です。苗字もくそもありません。熊さん八つあんと一緒です。

 苗字などという馬鹿馬鹿しい記号ごときで、大々的に集会を開いたり、大論文を書いたり、阿呆くさくて付き合いきれません。

 それぞれ勝手にすればよいのです。

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今週も

2010年04月09日 | 精神障害

 リワーク皆勤でした。
 我ながらよく続いていると思います。同病相哀れむと言いますが、リワークに参加している人たちは、話が早くて楽です。
 再来週の月曜日、担当カウンセラーとともに復職の打ち合わせをするため、職場を訪れることになりました。
 なんとなく怖いような、不安なような。
 しかし、これは必ず越えなければならない壁ですから、静かに、その日を迎えたいと思います。
 リワークもあと二週間で卒業です。思った以上に、私に良い影響を与えているように思います。


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独立行政法人

2010年04月09日 | 社会・政治
 民主党の事業仕分け第2弾として対象となる独立行政法人が発表されました。幸いにも、私が所属する法人はその対象となっていません。
 しかし、私が今通っている職業関連施設は、その対象になっていました。「コンクリートから人へ」などとほざいておきながら、まさに人を相手にする高齢・障害者雇用支援機構に対し、無駄だとでもいうのでしょうか。
 また、東京国立博物館などが所属する国立文化財機構も仕分けの対象になっていました。先進国中、教育・文化予算の比率が最低の日本が、さらに文化予算を削るのでしょうか。いったいどういう理由で抽出したのか、わかりません。
 だいたい5分や10分役人の話をお聞いただけで、何がわかるのでしょう。
 もっと言えば、あまり予算を必要としない事業であっても、役人が熱心に説明すれば予算化され、スーパーコンピューターのように役人の説明が不足していれば必要であっても予算はつかないことになります。役人が説明に手心を加えれば、役人の腹一つで予算はどうにでもなる、ということになります。スーパーコンピューターで批判を浴びたとき、枝野議員は図らずも役人の説明が悪いから、と言い訳していました。
 役人の話一つで巨額の予算がどうにでもなることを、自ら露呈したようなものです。
 選挙目当ての愚かなパフォーマンスは止めて、地道に各種政策に取り組んでもらいたいものです。
 

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