ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

新旧

2013年06月22日 | 散歩・旅行

 今日は土曜日恒例の都内散歩。
 古い物と新しい物を見ようと、まずは御茶ノ水駅に降り立ちました。

 古いものということで、湯島聖堂神田明神を目指しました。
 歩いていると軽く汗ばむくらいの、ちょうど良い陽気でした。

 湯島聖堂はずいぶん中国風の建物です。



 庭で太極拳をやっている人が大勢いました。

 ここは元は江戸幕府の学問所。

 明治維新後、現在の東京国立博物館、筑波大学、国会図書館などが置かれたとかで、文部科学省所管の機関で事務をしている私にとって、職業上のルーツともいえ、感慨深いものでした。

 孔子像がひっそりと建っていました。



 起源を主張するのが好きな韓国人は、孔子は韓国人だと言い張っているそうですね。
 中国はもちろん相手にしていませんが。
 侍の起源も韓国なんだそうで、韓国人というのはじつに立派な人たちです。
 尊敬に値しますねぇ。

 湯島聖堂のすぐ裏は、江戸総鎮守、神田明神です。
 正しくは神田神社と言うんだそうで、初めて知りました。



 ここをお参りする人々は、総じて背筋を伸ばして大きく拍手を打ち、深々と礼をしていました。
 尊崇の気持ちが伝わってきて、微笑ましく感じました。

 義父は現役時代、神田明神近くの会社に勤めており、仕事始めの日には社員一同打ち揃ってこの神社で昇殿参拝をしていたそうです。



 古い物を見た後は新しい物を。

 もはや世界中にその名をとどろかすわが国自慢のポップ・カルチャーであるヲタクの聖地、秋葉原へとそぞろ歩きました。

 ずいぶん多くの人が歩いていました。
 外国人観光客も多く、安倍政権がクール・ジャパンと称して観光客を集めようとするのもうなづけます。

 メイドの格好をした少女たちがそこここでビラ配りなどしていましたね。
 で、そこで思ったのは、顔かたちやスタイルはさしたる問題ではなく、重要なのは声なのだということ。
 正直ブサイクな少女が多かったのですが、判で押したようにアニメ声でした。

 私は同居人と連れ立って歩いていたせいか、あるいはおっさんだからか、誰もビラをくれませんでした。
 もっとも貰ったところでゴミ箱行きですが。
 もし吉原を私が一人で歩いていたら、次から次へと呼び込みに声をかけられるでしょう。
 では今日一人で散歩に出たとしたら、あのメイドたちは私に声をかけたでしょうかねぇ。

 いわゆるヲタク然とした人が、少年から初老のおっさんまでたくさん歩いていましたから、メイドたちは鋭い嗅覚でカモになるかどうかを見分け、私のことなど無視したかもしれませんねぇ。

 同居人が言うには、もしメイド・カフェでアニメ声のブサイクな少女から「お帰りなさいませ、ご主人様」なんて言われたら、私は即座に怒り出し、帰ってしまうだろう、とのことでした。

 無粋と知ってはいますが、私もそんな気がします。

 私はブサイクな少女が大嫌いですから。
 で、少女の9割はブサイクなので、私はそもそも少女が嫌いです。
 やっぱり20代後半から30代前半くらいの、優しくて落ち着いた感じの女性がよろしいですねぇ。

 それと、秋葉原を歩いている男は、日本一肥満率が高いのではないかと思いました。
 ゲームやアニメに没頭して体を動かさず、高カロリーのお子様向けの食い物ばかり食っているからではないかと想像します。

 30分ほど、性欲とも食欲とも金銭欲とも異なる、何か奇妙な欲望が渦巻く秋葉原の街を歩いていたら気持ち悪くなり、喫茶店で休んでから帰宅しました。

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