ステージおきたま

無農薬百姓33年
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がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

失敗、シュトーレン!

2017-12-26 09:42:11 | 食べ物

 別にクリスマスだから、なぁんてこたぁないだ。いや、あるか少しは。年末はシュトーレンを焼く。最近はずいぶん知名度上がったから知ってる人も多いだろうが、ドイツのクリスマス菓子だ。我が家のお歳暮返礼、定番品だ。このシュトーレンだろ、餅(白米と黒米入りと)だろ、それとごはんパン、それに野菜やら米やら、自家製の品々を一まとめにして送る。手間はかかるが、金はかからぬ、心はこもる、の一石二鳥ってやつだぜ。一昨年から始めたから、今年で3年目だ。あっ、そうそう、忘れちゃいけない、我が家のシュトーレン、モチ米ごはんたっぷり入りだから、そこはユニーク。

 レシピはIpadのメモ帳に残してある。そうそう、自分で考えたお菓子やら漬物やらの配合や製法は、できるだけここに記録しておくのさ。作るとき、作業台の近くで見ながらできるだろ。それと、ネットからもらったものは、まるごとコピーしてウィンドウズのワンノートに貼りつける、鉛筆だのボールペンだのって持つ機会、どんどん減ってるなぁ、下手な字はますます解読不良に成っていくわけだ。

 せっかくのレシピだもの、それに習って無難に作りゃいいのに、よしゃいいのに、今年はもっと美味しく作ってやるぜ!って、配合をより豪勢にしてみた。何変えたかってぇと、卵の黄身と砂糖とバターの量を増やしたのさ。黄身とバターの割合が増えれば、生地は当然柔らかくなる。砂糖も同じだ、量が多くなりゃ、水っぽさは格段に上がる、これ、お菓子・パンつくりの常識ね。

 って、わかっちゃいるのに、他の材料は昨年のレシピ通りで行っちまった。なんてこっちゃい!生地、ドロドロになんのあったりめえだろうが。さらに、ラム酒漬け、レーズン・干しブルーベリーの量も増やした。こりゃ、まとまらねえわ。発酵時間長く取りゃ、ちっとはパン生地っぽくなっか?って4時間じっくり寝かしてみたが、変わるわきゃないよな。

 仕方ない、手粉をばんばか振って、どうにかそれらしく形作ってみたけど、天板の上ですぐにでれ~と寝そべってしまっう。ああ、もう、いい、このまんま行く。配合は贅沢なんだから、食うに顔しかめるってこたぁないだろう、さらに1時間発酵させて、180度で40分焼いた。出来上がりは、

 なんか、出来損ないの洋風せんべいってとこだぜ。どれ、お味の方は?うん、悪かない。でも、べろっと広がってしまった分、端っこの方は火が通り過ぎてクッキー状態、ちぇっ!これじゃ贈り物にゃなんねえんじゃねえか。

 でも、一晩放置して荒熱と水分飛ばして、粉糖かけてみたら、うん、なんかそれらしくなったんじゃね?シュトーレンと思うからダメなんで、新しいスイーツだって思やぁ、それはそれで美味しい、楽しい、ってことに強引の納得させて、今年のシュトーレンつくりはどうにか終了、さっ、次は餅つきか。

 

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やり残し、小松菜を掘り出した、雪の中から!

2017-12-25 09:27:57 | 農業

 白菜も大根もカブもネギも、全部収穫して保存したのは月初め、ほっと一息、油断した。正月雑煮用の小松菜を取ってなかった。他の家じゃどうか知らんが、我が家の雑煮は、澄まし、切り餅、具だくさん、その仕上げは青菜、って決まってんだよ。正月らしさには、目をつぶるって決めてる今年だが、雑煮くらいは、先祖の仕来りを守り通したい。だから、青菜は絶対必需品!なのに、まだ、いいか、そのうちな、で雪の下!あゝぁ。

 この雪、いつか融けるさ、まだ12月だしな、しばし暖かい日が続いて、畑の土も顔をのぞかせんじゃないか?なぁんて、甘い、甘い!40センチも積もってんだぜ、融けるわけないだろが、根雪よ、根雪だって!仕方ねぇ、掘るしかねぇな。

 天気、明日まで持つって話しだから、ちっとでも雪が減ってから掘るか、とも思ったが、神さんが実家に戻るって言うし、持たせてやりたいし、よっしゃ、掘りましょ、雪の下から小松菜救出しましょ。なぁに、たかだか4,50センチ!

 えーと、このうず高い畝がネギ跡だろ、で、その隣はキャベツ跡で、イチゴがあって、それからナス、ピーマンの畝、その先に菜っ葉類が植わってるはず。菜もの畑の1列目は掻き菜だから、その隣の奥の方が、たしか、小松菜。わずか数週間前だってのに、もう、畑の様子はうる覚えだ。

 長靴にはスパッツをしっかりつけて、いざ、雪原に踏み出す。やっぱな、40センチだよ。こりゃ融けねえわ。なんとなくこんもりした部分に狙いをつけて雪を取り除く。大した積雪じゃないが、スコップは切るように右、左、前に突っ込み、ブロックを切り出すように雪を取り除く。

 お見事、って程じゃないが、一発的中、なんか嬉しい。雪で押し広げられた葉っぱを傷つけぬよう、そっと周囲の雪をどかす。これ、なんか似てねえか?遺跡の発掘調査。一株現れたら、包丁で根元を切り取り救出成功。畝の8割方掘り上げて、コンテナ一杯の小松を収穫した。

 なんと、瑞々しい緑だ!育ち過ぎて、くすみこわばっていた茎葉も雪の力で完全に蘇ってる。雪の持つ再生力!そうだ、キャベツとか雪菜なんか、わざわざ雪に埋もれさせて、甘みや柔らかさを引き出すんだった。小松菜だって同じこと。雪の下でしばし貯蔵したってのは、正解だったのかもしれないな。

 取り込んだ小松菜は、新鮮なうちに洗って湯がき、小分けにして冷凍。さっ、これで正月の準備は完了!ってことだぜ。もう、畑仕事でし残したことはないよな?なんだ?ぼかし作りが残ってる?そう、それがある。でも、材料はすべて運び込んであるから、大丈夫。暖かい日を選んで、積めばいいさ。春の訪れまでの数か月、のんびり冬ごもりと行こうじゃないか。

 

 

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干し柿、絶品!

2017-12-24 11:08:20 | 食べ物

 我が家で育った柿、それで作った干し柿、そりゃ美味いにきまってんだろ!なんだぁ?手前褒めだろ、って?違うんだなぁ、これが本当に絶品のおいしさなんだなぁ。

 まず、甘み、これが格段に強い!その濃厚さ、もう、和菓子そのもの。それにこのとろりととろけるクリーリーな舌触り、ババロアとかムースの味わい!さらにさらに、中を見れば、鮮やかなオレンジの色合い!ここに生クリームかけたら、そのまま、最高級デザート間違いなしだぜ。

 干し柿は好きで、これまでも毎年作って食べ続けてきたが、今年のものは、疑いなく、最高!粒も大きいしね。

 食べごろになる前から、ちょいちょいつまんで、もうすでに半分以上は食べつくしてしまった。そろそろ固くなり始めたから、これ以上乾燥させぬよう、すべて取り込んで、桐の箱に大切にしまった。この状態で置いておくと、上手く行けば、白く粉をふいて、上品な一品に仕上がる。

 植えた苗木が良かったのか、土地に合ってたのか、はたまた、栽培管理が抜群だったのか?まっ、それはないか、ともかく、来年が楽しみだぜ。今年は数十個、来年は、ふふふふふっ!

 それにしても、柿の実って取らなくなったよなぁ、そこらじゅうに、たわわに実を着けた木を見かけるもの。剪定もしないし、毎年収穫しないから、粒もどんどん小さくなって、その分、甘みも減少して、わざわざ梯子掛けて取って、皮剥いて、干し柿作るほどじゃないさ、ってことなんだろう。コンビニ行きぁ、もっと美味しいお菓子いくらだって買えるし、ってね。ほんの一手間、これが、美味しさ、豊かさの絶好のスパイスなんだけどね。

 山の木々といい、抛ったらかしの柿の実といい、日本にゃ見捨てられてる資源、たくさんあるんだよな!

 

 

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コント大会2017

2017-12-23 11:12:12 | 食べ物

12月17日開催のコント大会の舞台アルバムです。会場の爆笑がお伝え出来ないのが残念!

コント大会2017

最優秀コント『物忘れ婆さん』はYouTubeにアップしています。こちらもぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=V8j6ecOkNrQ&t=67s

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古本、ゲット!冬の夜長のお楽しみ!

2017-12-22 09:13:10 | 本と雑誌

 新刊本なんて、よっぽどのことなきゃ買えねえからなぁ、貧乏ジジイにゃ。普段読む本だって、アマゾンマーケットプレイスで古本出てるかどうかチェックしてからだもの。知性の衰えは経済の貧窮からって話しさ。

 コント大会でフレンドリープラザのロビーうろちょろしてたら、通路の一角でご自由にお持ちくださいコーナーてのやってた!これはこれは、貧困ジジイへの何よりのプレゼント!そうか、クリスマスだもんな、ウホッ、よっしゃ、冬の休息・蓄積期間に読む本いただいていくか。なんと、お一人様、10冊まで可!たってよぉ。

 そうか、10冊な、と、なると、いろいろ選べるぜ。まず最初に目を付けたのは、なかにし礼の『長崎ぶらぶら節』、作詞家のくせして小説まで書きやがって、それも上手いし深いんだからやんなっちまう、と、嫉妬2割で買い物かごへ。おお!宮尾登美子の『序の舞』全1冊てのもあるじゃないか!大して読んじゃいないが、宮尾さんのもので外れはなし、まして、名作の誉れ高き『序の舞』だもの、これ、いただき。

 反対側には新書のコーナー、文庫に比べると圧倒的に少ない、10冊もあるかどうか。でも、ここにお宝発見!網野善彦の『日本社会の歴史』岩波新書、全3冊揃い!網野さんにはかなり影響を受けた。一時期ずいぶん、たって大したもんじゃないが、乱読したので、この本も読んだかもしれない。でも、そのころから数十年、読み手の僕も変わったし、いささか歴史理解も深まった気がするから、ここらでもう一度、網野さんの目を通して日本人の暮らしを通観してみよう。ゲット!

 後は、お久しぶりが、野坂昭如と高橋和巳、戦後闇市派と学生運動バイブル?うーん、どっちも辛い本だなぁ、もらって帰っても果たして読み通せるかどうか?って、首傾げながらも、抱え込む。同じく桶谷秀昭の『昭和精神史・戦後編』なんか、何度も手に取っちゃ置きして悩みぬいた末、却下、ぜったい重すぎ、難し過ぎ、最後までたどり着けっこない、すかすかの耄碌頭脳じゃ。

 そんじゃ、残りは物語の醍醐味ってことで、名手阿刀田高の『新トロイア物語』。分厚い1冊、ストーブの前に陣取って、ウィスキーグラス片手に時を過ごすにゃもってこいの本だ。

 さっ、これで8冊。他にも、くすぐられた本は数々あったが、もらって帰っても、我が家の本の山の標高を上げるだけの感じがして、まっ、ここらが節度あるただ本もらいかな。これと、正月用に手に入れたアマゾンマーケットプレイス本、それと、積ん読になってる雑誌『悲劇喜劇』が1年分、演劇界の動向なんて興味ない、必ず掲載されてる新作脚本が狙いだ、これだけありゃ、2か月の冬休み、読書三昧で過ごせるぜ。

 フレンドリープラザさん、遅筆堂文庫さん、ありがとう。来年もよろしくね。

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