ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ほぼボッチ老人、暮らしのこつは?

2017-12-30 09:15:49 | 食べ物

 年末も正月も神さんは戻ってこない。実家の母親のそばに居てあげたいから?なんのなんの、新幹線の割引ききかないからさ、まっ、そんなもんだぜ、人間は。

 ってことで、ほぼ1か月、ぼっち老人だ。気楽でいいなぁ!なんて声、どっかから聞こえてきそうじゃねえか。そうだ、何をするのも自分しだい、何もしないのも自己責任、雪に埋もれてストーブの前で縮こまるてのも悪くない。本読んで、テレビで映画見て、安酒飲んで、音楽聞き放題、うん、椅子に座りっきりのぐうたら暮らし、いいなぁ!

 でも、どうしたって腰上げにゃならんのが、食事だ。菓子でもパンでもあるもの食ってりゃいいじゃねえか、ってわけにゃいかんのだな。健康は正しい食生活から!って意識とことん染みついてるし、食うなら美味いものをってがっつき根性も根深いものがある。買い食いなんてするもんか!なんて変な意地も健在だ。おやつにコンビニ?とんでもない!

 だから、突如思い立って、ごはんパン焼いたり、カボチャケーキ作ったりする。面倒くさがり屋のぐうたら人間だが、発作的に手作りに熱中する。総菜なら、ハンバーグ作ってみたり、コロッケ揚げたり、ホルモン煮込んでみたり。

 で、この唐突な手作り衝動ってやつが、ボッチ暮らしにゃ適度の刺激になってる気するんだ。まぁ、そうね、暮らしのメリハリってやつね。ただし、規則正しく毎日の日課に、なんてわけにゃぁいかない。思いついて作るときにゃ何日ぶんかまとめて、えいやっと作りだめする。ほれ、こうすりゃ、適度な刺激とその後のぐうたら、どっちも満たされるってもんじゃないか。

 今回の気まぐれ手作りは、シイタケと昆布の佃煮。はじいたシイタケ大量にもらったんでね、なんとかせにゃって、シイタケごはんにしたり、煮物作ったりしてみたんだが、減らない、減らない!大きなビニール袋にどっちゃりこ、だ。このまま冷蔵庫入れとくと、絶対腐らせるな、そりゃくれた人にもシイタケにも申し訳ないことだぜ。うーん、一気に使い切るとしたら、何だ?

 思いついたねぇ、佃煮だぜ。甘辛く煮込んでしまやぁ、長く持つ。冷凍保存も可能だ。毎日の食卓、彩りの一品になる。極端な話し、これさえあれば、あとは飯炊くだけで済む。よしっ、佃煮だ!

 なら昆布もたっぷり入れて旨味ぎっちり、と行こうか。ストーブに乗せてじっくり煮詰めることもできるしな。今回はネットのレシピなんて頼らない。すべては自分の舌にお任せ。出汁とって、シイタケ、昆布ぶち込んで、味醂、酒、砂糖はたっぷり、醤油は控えめに、塩っぱくなんのだけは気を付けた。何度も味見しちゃ砂糖足し、味醂注ぎ、醤油たらし、煮詰めること1時間、その間読書。最後は、汁を絡めつつ水分を飛ばしていく。ここで、照りがでりゃ上出来だ。砂糖と味醂がものを言う。出来たぜぇ、シイタケと昆布の佃煮。

 ほれ、美味そうだろ。いや、本当、美味いんだって。

 よしよし、これで今日のメリハリ行動は、見事な成果を手に入れて終わった。うーん、この満足感だけだけでも、ボッチ暮らしにカビは生えないぜ。

 

コメント
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