ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

忘れちゃいけねぇ!風刺コントなら、ザ・ニュースペーパー!!

2017-12-12 09:46:22 | 世の中へ

 昨日、政局風刺のコント書いたぜ、ってブログ書き終わって、さて、昼じゃ、テレビでも見ながら飯の支度か、ってスイッチ入れたら、「徹子の部屋」。な、なんと、ゲストは、ザ・ニュースペーパーだった。

 なんたる偶然!あり得ない奇遇!!こりゃ見えない糸で繋がってんぞ、って、コント集団と赤い糸でつながっても意味ねえが。そう、世相を風刺するお笑い集団、老舗があったんだよ。社会風刺コント集団・ザ・ニュースペーパー!1988年結成てんだから、今年でまるまる30年!凄い!

 そうそう、20年前くらいにライブで見たことあったんだが、今も、お元気お変わりなく、いやいや、ホームページ見りゃメンバーも増え、博品館ホールでの公演はもちろん、ラジオのレギュラー番組まで持って、なかなかの活躍なんだ、知らなかった。CD、DVD、グループタオルの販売?って物販までこなして、大した羽振りじゃねえか。

 それでも、テレビ出演となると、珍しいんじゃねえの?やっぱり、出し物が出し物だからねぇ、今時の腰抜けテレビ局じゃ見て見ぬふり決め込むんだろうな。

 ところが、徹子の部屋だ。偉いねえ、立派だなねぇ、力あるねぇ、黒柳徹子!もう、あそこまで行くと、ディレクターは言う及ばず、首相だって官房長官だって、電波握ってる総務大臣だって、苦虫噛みつつ無視するっきゃないんだろな。ザ・ニュースペーパーに30分、トークなし、ほぼネタだけで番組上げちゃうんだから。だからさぁ、たけしとかタモリとか松本なんかも、でかい面引っ提げて政権批判とかズバズバやっちまやぁ良いんだよ、ちょっかいなんか出せっこないって。もっとも、松本は骨の髄から世間常識派に染まっちまったようだから無理だろうけど。

 で、久しぶりに見たザ・ニュースペーパー、なるほどねぇ、彼らのコントのベースは物まねなんだ。昨日の番組でも、トランプは出る、安倍は出る、枝野もいて、小池と小泉はセットで登場。簡単てえか、ちゃちなメイクなんだが、実に特徴を掴んでる。例えば、枝野の耳はちゃんと福耳になってるし、安倍は変に鼻筋通っていかさまぽいし、小泉なんかあの髪型だから作りやすいんだろう、そっくりだ。小池の衣装はもちろん、グリーン。

 見た目ばかりじゃない、話し方もツボをしっかり押さえている。ああ、そう、そんな風に話すよ、うん、語彙もそれ系だ、といちいち納得、ここがまずお見事、つい引きずり込まれる。そこに、時事ネタを巧みに笑いに組み入れたセリフ!これがまた、実に気が利いてる。笑いながら、そうだよ、あいつら馬鹿なんだよ、とか、うまいこと言ってるけど、裏じゃあんなもんなんだ!って権威をとことんあざ笑って溜飲下げられる、これぞ、風刺!これぞ、パロディ!

 こういう芸に、みんなもっともっと触れりゃいいんだよ。権力者や権威をとことん引きずり落して、笑ってやる、そういう風習、姿勢、身につけりゃ、世の中もっと風通しよくなるんだぜ。忖度なんてことが恥ずかしげもなく横行することもないんだ。生真面目で論理的な議論も必要だが、それは枝野に任せて、こういう横っちょから茶々入れる精神も大切しなきゃない。芸能人の内輪ネタと、つまらんギャグに手うって笑ってないで、ちょっとは世の中の動きおちょくってやろうじゃないの。世間にゃまだまだ面白いもん、たくさんあるんだぜ。

 

コメント
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