ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

小春日和、ありがとう!雪囲い終わった!

2017-12-09 10:48:01 | 暮らし

 ともかく、雪囲い、終わさぬことにゃ、落ち着いて晩酌だってできねえぜ、いや、毎晩晩酌してるけど、これ、雪国の宿命だな。家だろ、畑だろ、ところかまわず雪に降り込められるんだから、参っちまうぜ。放っときゃいいじゃん、なんてのは、雪の恐ろしさを知らぬ南国人のたわごとだ。窓は破られる、玄関は閉ざされる、薪は取り出せぬ、果樹は折れる、一冬を生きながらえることさえおぼつかねえんだ。だからさ、雪囲いを終わらせるまでは気が気じゃないってわけよ。

 気の早い人は、いえいえ、用意周到な皆さんは、11月初めにゃさっさと済ませて、初雪を風情豊かに楽しんだりするんだが、こちとら晩秋は公演相次ぐてんてこ舞い、雪囲い、常に頭から離れぬものの、取り掛かれるのはいつだって12月に入ってから、良くて、11月末。焦るぜ、慌てるぜ。この時期、最初か2度目の寒気団到来!と来るんだ。荒れる西南風、そう、ここじゃ北風が冬の使者じゃないのよ、にバタバタと煽られ、降りしきる雪に悪態つきつつ、丸太を運び、横板を縄で結わいつけ、1段、1段と防御壁を仕上げて行くわけだ。

 それでも、家の北側は軒をせり出したお陰で、よっぽど楽になった。毎日運ぶ薪のことを考えぬなら、雨戸を締め切って降り積もるに任せたっていいんだが、そんな不精を決め込めば、薪がすべて雪に埋もれて、積雪を掻き分け掘り起こして薪にたどり着かにゃならん。せっかく乾かした薪も雪に埋もれて燃え付き不良。そんなバカげたことしちゃおれんから、ここは念入りに板で囲う。数年前からは気付いて、腰から下も板をずらっと立てかけて軒から落ちた雪の侵入を防ぐようした。

 これで、薪は万全、運搬路も確保できた。

 
 家回りがすべて終わって、よしっ、はかどった、これも小春日和のお陰だな、ありがたや、ありがたや!手をかじかませることもなく、てきぱきと仕事できたからだ。後は、午後の半日、のんびりとくつろぐか。
 いや、待て、天の恵みに甘えちゃおれん、この暖か天気、次はいつ来ることやら、なんの保証もない。ここは頑張って、やり残しのブルーベリーの雪囲いも済ませてしまおう。柔らかな日差しに包まれながらの快適作業、ほれ、汗ばむほどだ。極力簡単に、でも、ぜったい雪につぶされぬよう、気を配りつつ、手を抜きつつ1本1本片付けて、夕暮れ前にはお見事完了!おめでとう!!!
 さ、これで、心置きなく、雪国冬の暮らしモードに入れるってもんだぜ。今夜の一杯、美味えぇぇぇぞ。
コメント
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