ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

待ってたよ、キムチ!

2017-12-05 08:27:05 | 食べ物

 さあ、漬物の季節だ、キムチの出番だぜ!下漬けの白菜、今年はさっさと水が上がった。早えなぁ、うむ?もしかして、塩、多すぎたか。まっ、本漬けする時にゃ上がった水分は捨てるわけだから、塩辛い!なんてことにゃならんさ、と、気楽に調味液を仕込んだ。

 今年はアミの塩辛も手に入れてあるし、水あめも大びんで買った、煮干しも余分に仕込んであるし、唐辛子は粗挽きと粉末の2種類、酒のやまやで手に入った。万全だぜ、任せてけろ。もう、20年近く漬けてんだ、材料なんてすべて目分量、色合い見りゃ出来具合だってわかるのさ。

 で、漬け込んで2日目、うほほ、この冬、初物キムチ!どれどれ、お味の方は?

 うん?しょっぱいゾ。いつもと違う。なぁに、時間が経てばこなれるさ、って2日待つも、塩味が舌を突く。こりゃいかんゾいかん!こんな塩味きついの食い続けたら、血圧上昇間違いなしだ。それと、甘みもかなり足りない。て、ことは、キムチのあのこってり感が感じられないってことだ。うへっ、この二味不足のキムチと、我慢しいしい1か月付き合うって言うんかい?そりゃお断りだぜ!

 そっかぁ、塩分濃度が高いってことは、水分で薄めてやりゃいいんだ。よし、煮干しで濃厚だしを取って、足りない甘みは水あめをどばっと加え、唐辛子も放り込んで、追加の調味液完成。甕から先に漬けた白菜をすべて取り出し、残っている塩味過剰の調味液に流し込み、攪拌。そこに一株ずつ漬け白菜を並べ、重ねた。よしよし、これで、いい。

 翌日、ちょっぴり恐る恐る、味見。おおーっ、お見事!いつもの味に変身してるじゃないか。塩味もこなれ、甘みもまったり、これだよ、これ、よかった、よかった。これで一月は保証されたぜ、豊かなキムチな暮らし!

コメント
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