ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

古本、ゲット!冬の夜長のお楽しみ!

2017-12-22 09:13:10 | 本と雑誌

 新刊本なんて、よっぽどのことなきゃ買えねえからなぁ、貧乏ジジイにゃ。普段読む本だって、アマゾンマーケットプレイスで古本出てるかどうかチェックしてからだもの。知性の衰えは経済の貧窮からって話しさ。

 コント大会でフレンドリープラザのロビーうろちょろしてたら、通路の一角でご自由にお持ちくださいコーナーてのやってた!これはこれは、貧困ジジイへの何よりのプレゼント!そうか、クリスマスだもんな、ウホッ、よっしゃ、冬の休息・蓄積期間に読む本いただいていくか。なんと、お一人様、10冊まで可!たってよぉ。

 そうか、10冊な、と、なると、いろいろ選べるぜ。まず最初に目を付けたのは、なかにし礼の『長崎ぶらぶら節』、作詞家のくせして小説まで書きやがって、それも上手いし深いんだからやんなっちまう、と、嫉妬2割で買い物かごへ。おお!宮尾登美子の『序の舞』全1冊てのもあるじゃないか!大して読んじゃいないが、宮尾さんのもので外れはなし、まして、名作の誉れ高き『序の舞』だもの、これ、いただき。

 反対側には新書のコーナー、文庫に比べると圧倒的に少ない、10冊もあるかどうか。でも、ここにお宝発見!網野善彦の『日本社会の歴史』岩波新書、全3冊揃い!網野さんにはかなり影響を受けた。一時期ずいぶん、たって大したもんじゃないが、乱読したので、この本も読んだかもしれない。でも、そのころから数十年、読み手の僕も変わったし、いささか歴史理解も深まった気がするから、ここらでもう一度、網野さんの目を通して日本人の暮らしを通観してみよう。ゲット!

 後は、お久しぶりが、野坂昭如と高橋和巳、戦後闇市派と学生運動バイブル?うーん、どっちも辛い本だなぁ、もらって帰っても果たして読み通せるかどうか?って、首傾げながらも、抱え込む。同じく桶谷秀昭の『昭和精神史・戦後編』なんか、何度も手に取っちゃ置きして悩みぬいた末、却下、ぜったい重すぎ、難し過ぎ、最後までたどり着けっこない、すかすかの耄碌頭脳じゃ。

 そんじゃ、残りは物語の醍醐味ってことで、名手阿刀田高の『新トロイア物語』。分厚い1冊、ストーブの前に陣取って、ウィスキーグラス片手に時を過ごすにゃもってこいの本だ。

 さっ、これで8冊。他にも、くすぐられた本は数々あったが、もらって帰っても、我が家の本の山の標高を上げるだけの感じがして、まっ、ここらが節度あるただ本もらいかな。これと、正月用に手に入れたアマゾンマーケットプレイス本、それと、積ん読になってる雑誌『悲劇喜劇』が1年分、演劇界の動向なんて興味ない、必ず掲載されてる新作脚本が狙いだ、これだけありゃ、2か月の冬休み、読書三昧で過ごせるぜ。

 フレンドリープラザさん、遅筆堂文庫さん、ありがとう。来年もよろしくね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする