お恥ずかしい話しだが、菜の花座が今いくら持ってるか?年収入はどれほどか?いや、赤字じゃないのか?さっぱりわからず公演を続けて来た。おう、お見事などんぶり勘定!20年近くもだぜ!いやぁ、驚くよな。
金銭感覚ゼロの人間だからな、まっ、借金せずに劇場使用料なんか支払えてるならいいさ、そんな感覚。自慢じゃないが、舞台で黒字が出るなんてあり得ない、って威張ることじゃない。なんとかかんとか、団員の年会費でぎりぎり賄えて来た。それでいいさ、次の公演打てるなら。
が、そうも行かなくなった。20人もの大所帯になってきたからね。それまでのお仲間なあなあじゃやり切れない。当然だ。中には、会社社長とか専務、なんて人もいるし、金銭感覚の鋭い、いや、当たり前の人も増えて来た。団費の徴収や、チケットの売り上げについても、この際、きちっと取り決めして、健全経営を目指すべきだろう。今さら!いや、もう、何度でも驚く!何度でもお恥ずかしい!
人が増えれば、能力も多様になる。演技の話しじゃない。事務的能力とか経営センスとかの話だ。パソコンを操れる団員もぐんと増加した。連絡網も、電話からラインになった。この際、会計ともども劇団事務もIT活用で活性化しよう。
まず、会計の主力は、会社専務と現役教師が担当。それまでのどんぶり御椀勘定をきれいに整理してくれた。なんだ、どんぶり御椀勘定って?なんかよくわからんが、3つくらいの財布があって、そこに別々に現金や預金がしまわれていたんだ。わかるわけない。それを一般会計と公演会計の二本立てにした。団費の年度も、7月開始?から、世間並みに4月にして、休団者や、劇団サポーターの扱いについても取り決めた。ある意味一番大きな変革は、チケットの買い取り制だ。これまであくまで努力目標としてきたチケットの販売割り当ても、一定枚数は買い取りと決めた。そう、この先安心して舞台続けるには、これしかない。って、言うか、よくそれで続いて来たもんだぜ。またまた驚く!
この際だから、宣伝活動も担当を明確にした。ホームページ、フェースブックはそれぞれ別の二人ずつが担当することになった。そのほかに、紙媒体での情報伝達ということで、年2回の菜の花座通信の発行・発送も決定、担当者も別に決めた。
どうだい?!人材豊富だろ。これあくまで事務方だから。演技関係は、装置担当、衣装担当、メイク担当と、これまた違ったメンバーが担うことになる。おっと、もちろん、事務局はPCお手の物の、元学校教師。そうそう、代表も忘れちゃならない。体調不良で一時、離れていた雄太朗さんが復帰、従来通り重責を担うことも決まった。
と、とんとん拍子で進んだ話し合い、全員のやる気さらに充実で、記念の集合写真。あっ、数名、欠席だったけど。しっかりとした事務体制が整って、芝居つくりの環境がぐんと整った。と、なりゃ今まで以上の舞台作らねばね。
おっと、危うく忘れられるところだった。座長もこのわたくしってことで。