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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ハウス張ったら、もう春だ!

2019-03-22 09:34:35 | 農業

 年々、逃げたい気持ちがいや増しに募っている。明日でいいんじゃねえか?どうせなら風のない暖かい日にやろうぜ。って、何日か引き延ばしてきたハウスのビニール張り、今日はやらなくっちゃ。せっかく息子も来てることだし、経験なくとも若いもんの力は馬鹿にならない。

 ビニールを上から抑えるマイカー線、片側はすでに結んでおいた。これやってありゃ楽勝よ。裾回しを張り巡らして、屋根ビニールを引っ張り上げりゃいいんだ。

 が、この巨大ビニールが、やたらと重い!畳んで塊にしても両手で持ち上げるのが精いっぱい。これをハウスフレームに沿って広げ、長辺の両端を二人で持って脚立を上って引っ張り上げるのだ。なにくそっ!って気合いを入れて引っ張らないと中央付近は上がってこない。ちょうど漁で網を引く要領で、ビニールを引く。ただし、脚立の上で。

 昨年あたりから、神さんがギブアップ。一人で、前後を走り回って少しずつ引き上げ、どうにか全体を覆うことができた。ここが、一番の難所。今年は、その相棒に息子がいてくれるので、男二人、重くはあっても一気に引き上げられるだろう。

 と、これが大いなる誤算。作業の全容説明が不十分だったかな。相方、やることを理解できず、しかも、神さん、力ばかりか記憶の方も衰えが見えて、息子に間違った指示を出すものだから、さっぱりビニールが上がらない。業を煮やした息子がハウスの中に脚立を持ち込み、中央部分を引っ張り上げてどうにかビニール屋根がかぶさった。うん、そうすりゃ上がるてのはわかってるのよ。ただ、男二人なら、途中中央に移動なんて手間を掛けずとも両側で引っ張り上げられるんだぜ。だって、数年前までは神さんと二人でやってきたことなんだから。そうすりゃ面倒ないのに!

 年寄りゃ、仕事の仕方もわかんねぇ、って蔑みをうすうす感じたが、口には出さない、当然。手伝ってくれただけでありがたいんだから。お陰で作業はどうにか終了したしな。

 前後のフレームにパッカーで固定し、数十本のマイカー線の片側を反対側送る。これも農家直伝の秘法があるんだが、説明は省略。45センチに1本の割で、横パイプに結束して、ビニール屋根を押さえる。腰をかがめ続ける作業、これも辛い。根気、忍耐、我慢ですべて結び終え、完成!これでついに春到来じゃ!

 例年より2週間も早い。

 ハウスが建てば、トマトやキャベツの育苗もできるし、一部野菜畑にして早播きの菜っ葉類も作れる。イネの育苗土の乾燥や篩い分け作業もできる。もう、言い訳はきかないゾ。春作業に向けてまっしぐらだぜ。

 

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