うー、ゴールして荷物受け取ったら、急に体ガチガチ!おっとっと、一旦しゃがんで立とうとしたら、ビビーン、と痙攣の兆候、や、や、やべーぞ、こんなとこでひっくり返ったらみっともないからな。そろそろと足を戻して、シャツだけ着替え。どうせ打ち上げに温泉行くんだ、そのままジャージ引っかけてもいいんだが、ここ、安全ピンの回収!ってのをやってた。あ、これはいいぜ。大会のたんびに使う安全ピン、もう溜まるばかり。なんとなく捨てきれず、ザックのポケットにゃ5回分40本くらい入ってる。そう、これ回収してくれるのってすっごく助かる。こりゃぜひ協力しなくっちゃ、って言うより、この機会に便乗して今までの分も処分させてもらおうっと。って、ことで、腕とか上げるの辛かったが、着替えて強張った指先でピン外し。よしっ、いざ、打ち上げ会場に。
土手を上がる階段、これが拷問。左足を持ち上げ、次いでその段に右足を引っ張り上げる。一歩ごとに痙攣の予兆。やたら段数多いぜ。ようやく上り切り坂を下って通りに出たが、バス停がわからん!おっ、目的の池袋行きのバス、信号待ちで止まってる。まさか、ここで乗せちゃくれんだろうな。でも、念のため声かけたら、先の信号まで歩けって、まっ、そうだよな、田舎とは違うんだから。固まった足、うめき声上げながら小走りするも、いくら渋滞してるったって、バスとの競争には勝てず、次のバスをお待ちください。次のバスは、なにぃぃぃ!15分後だとぉぉぉ!もう、なんか、面倒くさくなってきたぞ。駅まで歩いてそのまま帰るか?でもなぁ、レース途中で応援までしてくれたしなぁ、Kさんとは久しぶりの再会だしなぁ。心は揺れる。どうする?と、悩んだところで、おお、バス、来た。なんなんじゃ、この時刻表は?!
FBで指定された志村坂上で下りてぇ、その先は、グーグルマップが道案内、さやの湯処へ。なんと、イオンの裏側だぜ。さすが板橋。
ちょっとした料亭って風情。中は満員、マラソン帰りもかなりいる。でも、すべて予約でおぜん立てしてくれいる。風呂も予約の家族風呂。なんとか、貸し切り時間に間に合った。すでにさっさとゴールしたKさんとそのお仲間と入れ替わって温泉入浴、いいねぇぇぇぇ、かちんこちんの筋肉がゆるゆるとほぐれていく。しかも、一人のんびり!ありがとう。
打ち上げはすでに始まっている、っていうか、次々にメンバーがはまってきて、そのたびに乾杯!目標達成した人もいれば、残念!だった人も。さすがに、ランニングクラブのメンバー、ほとんどがウルトラをメインステージにする人たち。フルの記録も4時間前半は遅い方、サブ3狙いの人から、別大マラソン出走者も。いや、なんか、圧倒されて、5時間切りなんて、ほとんど意味なさなかった。
とは言っても、各地のウルトラレースの様子は、聞いてるだけで、刺激になる。ドラマあるよなぁ。みんな鍛えてるし。お互い、ちょっと気づかいしつつも、ちくりと刺して、ユーモアで包む。爆笑につぐ爆笑、あっという間の2時間だった。こうやって、大会の楽しさ苦しさを振り返りつつ、次の大会への意欲を高める。こういう仲間もいいよなぁ。走った後って、ああだこうだ話したいもんだけど、走ってる人間以外、興味ないもんなぁ。誰も聞いちゃくれない。情報交換も大切だし。一人じゃ越えられない壁も、一緒に練習会やったりして突破のきっかけつかめる。
かと言って、一人孤独のランナーってのも捨てがたい。慰めもらえない代わりに、気づかいも不要。行くも走るも帰るも自分のペース、気まぐれ気まま、自分しだい。人見知りの身勝手人間としちゃ、やっぱりこっちなんだろうな。
でも、この打ち上げあったから、5時間切りに頑張ったってのも事実なんだがな。