最近は多くなったなぁ、大会前に出走記念品が届くのって。なんかねぇ、違和感あるんだよなぁ。まだ走ってもいない、いや、会場にも行ってないのに、すでにTシャツとかタオルとか来ちまうてのがね。まっ、参加者の多い大会だと、当日の受付なんてしてられないんだろうけどね、なんか、寂しい気がしないでもない。走る立場としては、完走した後で、お疲れ様でしたぁ!って渡してもらえれば誇らしくいただけるんだがね。もっとも、レースにそのTシャツ来て走るって人も少なくないから、それもまた、一体感盛り上げていいのかもね。
で、板橋シティーマラソンもでかい大会だから、事前に大会要項その他とともに記念品も送られてきた。あっ、タオルね、っとちょっとがっかり。タオルって日常役に立つけど、見せびらかせないだろ、どうでぇ、フルマラソン走ったぜぇ!ってさ。やっぱり、ありきたりじゃあってもTシャツかなぁ。できれば、その後もずっと着たくなるようなセンスのいい奴ね。例えば、湘南国際のなんてもうジムトレの定番にしてるもの。
どれどれ、色合いはよし。で、ロゴは?広げてみて、あれれれぇぇぇ?幅狭いんだけど?!なにこれ、タオル?どうやって使うのよ、風呂とかで。なんか、ほら体ごしごしこする布、あれみたいじゃない。でも、それ用のタオル?ってわけないような。風呂上りに体拭くには幅足りないし。もしかして、これ襟巻タオルとか?ほら、サッカーのサポーターとかが巻いてるあれ。あるいは、記念に部屋の壁に貼って飾ったり?
おいおい、これ首に巻いて大会に来いって言うのかよ。そりゃあまりに押しつけがましいぜ。もちろん、部屋に飾れって言われたって、絶対嫌だ!となるとこのタオルもどきは、この後どうなるんだ?なんかタオルにとっちゃ悲惨な運命が待ち明けてる気がするなぁ。適当な大きさに切って台拭きとか!
哀れな記念品・タオルもどき君よ、君には何も責任はない。落ち度はない。何故か意気がって君に決めてしまった大会運営者が悪い。と、決めつけてみたが、ちょっと不安になってきた。あるいは、もっとジイサンなどの預かり知らぬ洒落た使い道があるのか。なんせ、世代間の断絶は鋭く深くなってきておるからなぁ。だったら、ごめん、って謝ることはないんだよ。若者だってジジイだって同じ参加料支払ってるんだから。シニア割引なんてないだからさ。
いやいや、たくさんのボランティアさんに支えられて走らせてもらうんだ。ここは感謝の心を大切にして、好々爺として完走してこよう。