ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

稲刈り終えて夕焼けだ!

2011-09-25 17:48:12 | 農業

 二日間晴天に恵まれて、稲刈りほぼ終わった。まだモチ米の一枚は残してあるので、ほぼ。この満月モチって品種は、ここのような山間地にはちょっと遅いのか、まだ水口周辺は穂に緑が残る。一週間様子を見ることにした。

 今年は自分の田を持って23回目の米作り。実りも作業効率も一番の年だったなぁ。杭掛けした杭の多いこと!いつもだと30数本しか立たない田でも40本も、今日終えた源さんの田はなんと43本も立った。我が家としては記録だね。

 しかも、除草は除草機押しがたったの2~3回。なのにいつも苦しめられるコナギがほとんど出なかった。オモダカも一度Qホーという器具でひっかいただけでほぼ撃退した。まっ、ホタルイだけは旺盛に育ってしまったけど。でも、これは稲の生育を阻害するってほどの悪さはしないし、稲刈りの邪魔だてもしない。見苦しいのは見苦しいけど、見栄えの良さなんてとうの昔に諦めてるから、まっ、勝手に生えてなよ、って感じかな。なんて、見栄はってるけど、一度は除草に入った。何より助かったのはイネミズゾウムシの被害がほとんどなかったこと。これは大きい。

 手間暇掛けず、大豊作!やりやりだね。原因の第一は苗作りが上手くいったってこと。苗半作って昔の人はよくわかってたんだよね。イネミズゾウムシに勝てたのも苗のお陰だな、きっと。それと田をとろとろの状態で田植えしたこと。これは田植え前の大雨のせいで怪我の功名って奴。あと、除草機をぎっちりしっかり土を完璧にひっくり返すように押し切ったこと。そして、その時期が良かった。さらに、肥料を多くしたこと。

 毎年失敗を重ねながらも、結構、ああでもないこうでもないって考えてんだよ。で、来年の試行錯誤は、水口の土をもっと肥やすこと。冷たい水がいつもあたっているから生育が悪くて当たり前って半ば諦めていたけど、田によってはそうでもないってことに気づいた。で、源さんの田の水口の地力アップ大作戦が来年の新機軸?だな。

 それにしてもこの忙しさに耐えながら、よくぞ続いているもんだと思う。都会から入り込んで田畑買って謂わば趣味で始めた農業だ。自分と家族の食い扶持は自分の手でって思いも今じゃ半ば意地になっていなくもない。最近では、送る所も減って、米余り状況。ここ数年、ホームレスの人たちへの炊き出し用に送っている。もちろん、津波の被災地にも何度か送った。今年の豊作で、またあちこちと贈答米が増えることだろう。

 でも、これからも米作り、止めないよなぁ。稲刈り終わった後の夕焼けみながら静かに確信した。

本日の動画アップは「迎え火」です。ご覧くた゜さい。

http://www.youtube.com/watch?v=odKBKRSjdeg

コメント (2)
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