ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ゲネ不発!

2011-09-13 21:24:33 | 演劇

 どうもいかん!せっかく会館借りてリハやったのに、またまたゲネ不発!借りられたのが半日ってことはあるが、すでに照明の仕込みは済んでいるんだもの、ゲネの2回くらいできなくちゃ。

 油断かな。前日フレンドリープラザで立て込みの練習をさせてもらっていたし、今回は照明も控えめに20シーン程度にとどめたので、3時入館で5時くらいには色作りも終わるだろうって高をくくっていたら、なんと、照明終了が7時前!どうも決断力を欠いたようだ。

 洋上のシーンってこともある。最後の見せ場は浮かび上がる人魂(灯)が揺らめく。その前で詠唱。役者達を見せつつ後ろの灯も見せる。難しかった。ラストシーンもかなり気を使った。

 さらにシーン稽古に入ってみたら、役者の声がやたら小さくて、やり直しの連続。照明の変わり方やピンの消え方、音響のチェックなど丁寧にやっていたら、あっという間に9時!おっと!!仕方ないから、中抜きでとりあえず最後まで通した。

 なんか、最近こういうのが多いなぁ。決してさぼってるわけじゃない。稽古もぎりぎり時間を見つけては続けてきた。物作りもここ数日休日は朝から晩までのフルタイム稼働。でも、スタッフワークはね、やっぱり会館使う時しかできないから、まっ、仕方ないんだ。

 そんなこんなでいらいらの募りに募ったリハーサルだった。そうなるとたちまち不安の虫が頭をもたげてくるもの。台本そのものが詰まらないんじゃないか?とか、部員の力量がまるで不足じゃないか?とか、スタッフできるんか?とか、装置もかえって立派すぎて詰まらんのじゃないか?とか、ともかくマイナスにマイナスに思いが傾いていく。

 こういう時は、稽古しかない、ってことで放課後すぐに始めたいと思ったら、なんやかんやと行事あり、仕事ありで、ようよう一回通すことができた。でも、それで一安心、昨日ゲネで抜いた部分も、部員達間違いなくレベルアップしていた。もちろん、そこら中穴だらけだけど、これから3日ぎゅぎゅっと集中できれば、まずまずの仕上がりまで持って行けるだろうって確信できた。

 一番の心配は、コミカル部分がどう受け止められるか?って点だ。浦島太郎とか渡海上人とかって、かなりくせの強いシーンだからね。毛嫌いする人もいるだろう。そういうオーソドックス派をぐいっとねじ伏せるだけの力を持たせないといけない。それがこれからの最大の課題たろうな。

 歌はもちろん素晴らしい。生真面目なシーンも出来はともかくシーンとしては味わいが深い。コミカルな部分をおふざけではなく、舞台の大切な部分として作り上げられるかどうかってことなんだろうな。

 ゲネの様子を画像で紹介したいっていう誘惑にかられるんだけど、今回ばかりは舞台でびっくりしていただこう。でもせめてチラ見だけでもってことでこの写真。

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コメント (1)
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