ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

『漂流』動画UP!「思い出は波間の果て」

2011-09-20 14:43:46 | 演劇

 さっそく動画をアップした。『漂流』の中の一曲。

http://www.youtube.com/watch?v=khk8g2kpajM

 前半のハイライトシーン、主役・少女のソロだ。前半やや硬いが、途中からは声も伸びてきて感情表現もよくなっている。本当は、この前の曲「迎え火」から続けたかったのだけど、少女、二番で4小節ほど歌詞をど忘れしちまったんだなぁ。上げたい曲なんだけど、どうするか?今、迷っているところだ。歌っている本人とも相談の上の決断だな。

 「思い出は波間の果て」

 漂流する遭難者たちの魂が、遠く海辺に迎え火を見つけ、それぞれ家族の元に帰って行く。家族もろとも津波にさらわれた少女だけは、火を見つけられず船に残る。つらく悲しい思い出に締め付けられ、心の中で音をたてる{がれき}に苦しみつつも、その思い出や心残りを吹き抜ける風やうねる波間に解き放って前を向く。

 素晴らしい曲に仕上がっている。稽古の時からそうなんだけど、この歌を聴いていると目頭が熱くなるどころか、ぼろぼろと涙が溢れててきてしまう。ビデオクリップを作っているときもそうだった。

 前半のクライマックスシーンだ。少女が夜空をバックに一人歌い、最後は満天の星空が広がる。歌が終わり、ゆっくりと照明が落ち暗転になる。あえて余韻を残すため次のシーンの役者板付きを10秒待たせている。

 プロの舞台だったらここで絶対拍手なんだけど。客席の反応はもう一息だったかな?だとすると何が原因だったんだろう。歌に入る前のお常婆さんとのやりとりに情感が足りなかったのは感じる。血縁すべてを失った者、家族から忘れ去られた者、それぞれのせつない思いを短いせりふの中に浮かび上がらせなくちゃならない。何度も稽古を重ねた部分だけど、やはり、難しかった。

 先日の観客は150人ほど!少ない、少ない!!この舞台には多くの人に見てほしい、聞いてほしい歌が沢山ある。芝居全体の中で曲だけ取り出すことは問題もある。それでもやはり見てほしいから、あまり間をおかず次々とアップするつもりだ。どうかみなさん、何度でも上のURLを何度でもクリックしてください。再生回数が増えると検索でも上位に来て、多くの人の目に触れやすくなるから。

 そうそう、食育子どもミュージカルの動画も順調だ。全11本の合計再生回数はそろそろ3000回になろうとしている。こちらはグーグルの動画検索でもYouTubeの検索でも「食育」のキーワードでトップページに出てくる。こちらもよろしく。

 

 

 

コメント (2)
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