今夜は閉店します

　今日は午後から都内某所でワークショップ。
　帰宅してまたお仕事。ちょっと詰まりすぎかもしれない。文章を書こうとしてもいっこうにわいてこない。
　こんな時は寝るに限る。明日５時に目覚ましセット。

　関西在住の夏江和希さんからＤＭが届いた。結婚、出産を経て久しぶりの舞台復帰のお知らせ。
　現在彼女が暮らす琵琶湖の近くを通るたびに彼女と一緒だった舞台を思い出す。スケールが大きくて大好きな女優の一人。
　今回は日程が重なっていて残念だが、隙間があればすっ飛んでいって舞台の姿をみたい。そう思わせてくれる女優だ。

　明日からは天女座。大きく台本を変更しようともくろんでいる。早く寝て早く起きて原稿に向かい合わなくちゃ。今夜はもう閉店します。

江ノ島から帰宅

　江ノ島の合宿を無事終えて、帰宅。
　相も変わらず濃い時間。たくさんの親戚ができたようだとコメントしてくれた参加者がいたが、ほんと、そんな気持ちになる。
　久しぶりに参加したかみさんも充実した時間だったようだ。

　参加者の中に先日サンフランシスコで公演した大学ＣＩＳＳの卒業生がいてお互いびっくり。Ａちゃんとも仲良かったとか。なんかすごい縁だねえ。

　ワークショップの中で整体師で元メンバーのＳが診察してくれる。というかお互いヒーリングしあっていたら「うん？」てなことに。
　診断結果は自分でチェックしたのと同じ結果で、まあ「とにかくちょっと休んだほうがいい」ということだ。ストレス太りもかなりだし厳しい警告を受けた。

　車の中で娘２から電話で「腹減った！」。帰宅すると、ああ、この台所は何！？　山積みのぐちゃぐちゃ。
　プレイバックシアターの後なので、水で一杯の鍋を火にかけ、とにかくまずシャワー。そして速攻で繰り出す晩ご飯♪
　またそれをぱくぱく食べていく娘たち。

　台所を片付け終わってようやくほっと一息。これから仕事。お茶入れて飲んでます。（Ｓに警告受けたしね）
　明日は都内某所でワークショップの本番。適当に切り上げて寝ないとね。
　イー・ウーマンの円卓会議。ぜひご参加ください。皆さまのコメントをお待ちしています。

朝の江ノ島から

　昨日、どたばたと仕事を片付けて車に飛び乗り、江ノ島女性センターへ。
　通いなれたいつもの道だけど、日が暮れての湾岸の夜景はやっぱり美しい。サンフランシスコで買ってきた林憶蓮のＣＤ（多分海賊版）を聴きながら。
　シルキー・ヴォイスといわれる声が大好き。香港で大ヒットした「前塵」には今でも心が震える。あの香港の夜景が騒音抜きの美しい風景となってよみがえってくる。

　林憶蓮は日本でもＣＤを出したが、ファンにとっては「？」な売り方だった。友人に香港で出ているのを聞かせたらその違いに驚いていたのを思い出す。
　彼女はその後、日本を除くアジア世界を席巻し今では大御所だ。（日本でも自分のような隠れファンはかなりいると思われる）
　昔は「世界には素敵なものがもっとあるよ！」と声高に叫んでいたようなところがあったが、この頃は自分が楽しむことを第一に。ただ学生たちには伝えたい。

　昨夜は限られたメンバーでの稽古。くみちゃんのファシリテート。僕たちが米国にいるあいだ留守を守ってくれたメンバーたちとその間のストーリーを交換。
　その後は部屋で宴会♪　スパークリングワインで乾杯。今回はちょっと料理人モード。モッツァレラを生ハムで包んだものとその場でひいたマグロの刺身で手巻き寿司。（炊飯器持ち込んでます♪）韓国のりでチェミスル。

　今日は午前中はプレイバッカーズ全員集合で稽古。午後から１８名のお客様を迎えて１泊２日の合宿ワークショップ。入団希望者もいて（一人は会ったことがない）楽しみだ。

湘南もなかなか美しい

　昨日、Ｍとめさんと鎌倉某所を訪問。素敵な空間だ。一緒にお昼ごはん食べていったん帰宅。
　真っ青な空。せっかくだから海岸沿いに車を走らせる。カリフォルニアもよかったが湘南だってなかなかいいぞ。

　この日はやたらと連絡や打診、報告などが入ってくる。携帯なりっぱなし。ついでに１２月の朗読の台本も。自分のレベルではてんてこまいだ。事務系の仕事だけならいいのだが、その中に文章考えるようなのがまじってくると、不器用な自分は切り替えが大変。
　というのも書く前の助走に「ことばを食べる」ことが必要で、自分の場合はコーヒー飲みながら新聞を読むことから始まる。
　ただ周囲がさくさく事務仕事している中でコーヒー付きで新聞を広げてるので、傍目には仕事をスタッフに押しつけてサボっているようにしか見えないのが難点。
　これは仕事の助走だと何度説明しても、かみさんなどは「暇なら家事手伝って！」と叫び、その瞬間に助走してきた何かが消えてしまう(T.T)
　締め切りぎりぎりに３０分で書き上げて送り、家を飛び出す。

　これも朝突然決まった、鹿児島のＭちゃんと羽田空港で食事するため。仕事終えたかみさんも駆けつける。Ｍちゃんは若い友人というより、親戚の子って感じ。
　羽田に向かう電車の中でも携帯がしょっちゅう震える。途中の駅で降りてホームで電話。彼女をちょっとだけ待たせてしまった。
　Ｍちゃんと会うのはいつも楽しい。かみさんも絶好調。この羽田のレストランは自分たちの大のお気に入り。めったに来ないが今回のような特別の時にふさわしい。
　ちょっと飲んだだけなのに、時差ぼけがまだ残っていてふらふらになる。

　今日もさくさく働いております。そして夕方からはプレイバッカーズ合宿の準備で江ノ島へ。合宿参加の皆さま、一足お先に。江ノ島でお待ちしています！

日本食が体内のアメリカを押し出してゆく

　昨日は雨の中、さくさく朝からお仕事。乾燥しきったカリフォルニアから戻るとこの雨はすごく湿気を感じる。
　夜ははじめての方たちと打ち合わせをさせていただいた。世の中面白いことはまだまだたくさんあるなあ。
　時差ぼけがまだ残っているが過去２回の西海岸ほどではない。

　１３日に帰宅した夜は、大好きなさばの塩焼きをかみさんが用意してくれた。１４日の朝は納豆と京都の漬物。昼はとろろそば、夜は韓国風焼肉とワイン。今朝はお茶漬けかっ込んで。お昼はたぬきそばに卵を落とす。
　こうやって和食が続いて体の中からハンバーガーやエチオピア料理、ピザなんかを押し出していく感じがする。

　午前中は家中片付ける。山のような洗濯物。ぎゅうぎゅう押し込まれたごみなどを片付けてゆくなか、もちろん仕事のやり取りも。

　からだがまだなじんでいないために、ものすごいいびきをかくらしい。帰国してから仕事部屋にふとんを敷いて寝ているが犬たちは大喜びでやってくる。
　そして横になっている自分の両側と足元に３匹がうずくまったり体を寄せてきたり、もうハーレムってこういうのなんでしょうか(^o^)
　もしかして前世もこの３匹（３人）と一緒だったのかもしれないと思うことがある。

　プレイバッカーズのサイトのトップでオークランド公演の写真を公開しています。ぜひ御覧くださいませ。

　来週はイー・ウーマンのサーベイ改め「働く人の円卓会議」に登場します。こちらも乞うご期待。

機内から

１０月１２日（日）

　今、日付変更線を越えようとしているがまだ１２日（日）エリアだ。
　今朝、Living Arts PTのクリスティンが買ったばかりの日本車で空港までおくってくれる。チェックインするとシート変更。満席だとかでプレミアム・エコノミーに♪

　さくさくとラウンジに移動してパソ立ち上げる。できることは今のうちにやっとかないと。ああ、もう仕事している(T.T)
　しかも朝カップうどん食べたのに、そこにあるミニベーグル＋クリームチーズだけじゃなくラズベリー・デニッシュまで食べている。胃袋がアメリカ・サイズになりかけている証拠だ。体重計に乗りたくないなあ。
　報告書打ちながらも、なんだかくらくらする。さすがに緩んできているようだ。本当は機内で眠りたくない。日本に着くのは午後３時。機内で眠ると日本時間の早朝から昼過ぎまで眠ることになり時差がきついのだ。

　仕事してたらあっという間に搭乗時間。
　ゲートで搭乗券入れたらはねられた。「？」「座席変更のお客様ですね」「え、また？」もしやエコノミーに戻るのだろうか？
　なんとエコノミー満席とかでビジネスクラスにアレンジされた。めちゃくちゃラッキーだ。この１０日間一生懸命やったので神様がご褒美をくれたとしか思えない。
　まさか座席だけビジネスでご飯はエコノミーでは？　などとつまらない心配は無用。シャンパンと前菜からはじまってちゃんと美味しくいただきました。
　ただ胃がすっかり疲れきっているので、大吟醸もちびちびと舐めるように。油揚げの味噌汁がうれしい。それにしても胃が疲れている割には全部平らげた(-_-;
　そして電源も使えるのでパソを立ち上げている。

　今回は走り続けた実感がある。だからもう充分という達成感とともに日本に戻ってやるべきことをやりたい気持ちが起こっている。その一方で体がサンフランシスコになじんできていて、ここに居続けたいと言っている。ものすごいミクストフィーリングだ。
だから空港でお土産を見てまわった。家族や仲間が待っていてくれる。帰るとまた大騒ぎなんだろうなあ。。。

CIISでパフォーマンス

　てなわけで今日は早起きしてサンフランシスコのダウンタウンにあるＣＩＩＳ（大学＋大学院）でパフォーマンス。
　学生が集まってきていて、なんかかわいい。いいな、自分もまた大学に戻りたいとせつに思う。大人になってみると勉強は楽しいのだ。

　パフォーマンスは基本的に英語で。脳が忙しい。そして深いお話。連日舞台に立つかワークショップでもうウォームアップがいらないような状態だからだろうか。
　この大学は世界中から学生が集まっている。最初のテラーはイスラエル人の女子学生がサンフランシスコにはじめて到着した時の思い出。
　２番目はアメリカ人白人男性教授。３本目はグアテマラ人男子学生。４本目がアフリカ系アメリカ人女子学生。５本目は日本人の年配の男性。日本ではなかなかできない体験をした。
　Ａちゃんの通訳に助けられながらも、５本目以外は全部英語で演じた。

　終了後、学食でスープとカレー＋玄米ご飯。車の中でうとうとしながらオークランドの明日のリハーサル会場へ。

　１８時に終了して「おうち」に戻る途中、プレイバッカーズ代表の佳代さん（宗像佳代）が「白いご飯食べたい」と。くみちゃんが持ってきているのを炊くことに。
　ならばおかずをつくりましょうと近所のフードセンターに。マグロのわさび醤油和え、いんげん、ほうれん草の胡麻和え、スモークド・サーモンのサラダ、だし醤油の卵焼き、なすの煮浸し、おすまし、などをつくってヴィッキーさんと晩ご飯。
　日本酒とワインもすすみ大いに盛りあがった。

　明日は今回の最終日。公開ワークショップには５年前のＮＹスクールの同級生も来てくれるとか。くう、楽しみだ。
　そしてパフォーマンスは思いっきり深いものを受け止める準備ができている♪

Ｍｕｉｒの森とビーチ

　９日（木）は完全なオフ♪　ゆっくり起きて洗濯。台所でだらだらと朝ご飯。

　今泊まっているVickyさんちは事務所と気功の稽古場もある素敵な家。「うちはお金持ちじゃないから」などと言っているが日本だったらすごいぞ、これ。彼女は以前は自分の劇団も持っていた。たくさんのポスターや写真が張ってある。
　自分はふかふかのカーペット敷きの稽古場に布団（！）で寝ている。みんなのいい「気」が降り積もっているせいか熟睡。

　そしてその中にシルク・ド・ソレイユのポスターが！　彼女もラスベガスで「Ｏ］を観て深い感動を覚えたとか。その話題でひとしきり盛り上がる。「ズーマニティー」は見ていないというので、そりゃあぜひ観るべきだ！　と強く勧める。
　くみちゃん「それなら来年来る時みんなで行こう！」

　お昼、在米日本人のＡちゃんにＭｕｉｒの森とビーチに連れて行ってもらう。Ｍｕｉｒについてはナショナル・ジオグラフィックで読んだことがある。アメリカで国立公園を立ち上げた人だ。
　素敵な森で野生の鹿を見た。目の前にいるのに逃げようとしないでくつろいでいる。人になれているだけでなく、人間が柵をこえてこないことを知っている。お互いのテリトリーが守られているとこんな風に一緒にいられるのか。

　巨大なバナナなめくじにも出会いながら、続いてビーチへ。森からすぐそこがビーチ。太平洋だ。
　サンフランシスコの海の水は海流の関係ですごく冷たい。だから泳いでいる人はいない。
　なんか鳥が飛んでるなあと思ったら野性のペリカンだった。動物園以外ではじめて見た。

　いいエネルギーをたくさんもらった後はオークランドでエチオピア料理。豆でつくった酸味の強いクレープで、いろんな具を包んで食べる。
　ラムや牛、それに生の牛肉に香辛料やバターを混ぜたもの。煮た野菜や豆も豊富で、はちみつワインを飲みながらみんなで競う合うようにぱくぱく食べてしまった。
　帰宅して爆睡。

　今日は１１時から某大学で本番。続けて明日の本番のリハーサル。ちょいとハードな最後の追い込みだ。

HIROSHIMA最高！

　１０月８日（水）朝、ロスの空港でデニッシュを食べながら、ふと３５年前にタイムスリップしたような気持ちになった。なぜだろう。

　ＳＦに戻りヴイッキーさんのおうちに落ち着く。ふとハンバーガーが食べたくなって出かける。道に迷ったが美味しいチーズバーガーに出会った。そして、その店で拾った新聞のイベント欄で今夜のHIROSHIMAのライブを知った。ころんでもただでは起きないのよ。
　HIROSHIMAは、それこそ３５年前にはじめての北米旅行から戻ったころに知ったＳＦの日系人を中心に結成されたバンド。まだやってたんだ！　というのが正直な感想。そして呼ばれている自分を感じる。
　戻ってヴィッキーさんにきくと「え～まだやってたんだ。自分もたくさんレコードやテープ持ってるよ」。ネットで会場を調べると日興ホテルだった。

　実はHIROSHIMAの曲は中学生の時、１回しか聴いたことがない。忘れられない音だった。そして、雑誌には「なぜこれを日本にいる日本人がやれないのか？」と書かれていた。３０年以上たった今も切実にそう思う。
　その１回も雑誌で読んで聞いてみたくて、ようやくラジオで聴いたのだ。レコードは高くて手が出ず、ラジオでは自分の聴きたい曲はたいていがなかなか流れてこなかった。

　そしてライブは素晴らしかった。もうかなりの年齢のはずなのに「リード（ギターじゃないよ）琴」のJuneさんの音は過激で深くてせつない。なんてキュートなんだ。
　そしてＭＣがかわいすぎる。終演後、握手してしまった♪
　若い（新しい）メンバーのパーカッションの和太鼓はどうたたいても和の音がして素敵だ。彼はホーミーでドラムだけをバックにソロもやった。ああ、とんちゃん（矢中鷹光）がここにいたらなあ。

　ロスの空港で思い出した。中学生の頃、聴きたい音楽がラジオからほとんど聞こえてこなくて悲しかった。歌謡曲のアイドルには全然興味が持てなくて。北米に来てみたら好きな曲が普通にスーパーなんかで流れている。ただそれだけなのにうれしかった。
　今回ようやくHIROSHIMAに出会えた。そして、なにか日本人であることに誇りを持てるような気持ちになった。
　そして彼らは日系アメリカ人だ。どうしてこういう音楽を日本にいる日本人がやってくれないんだろう。

ＬＡから

　１０月８日（水）ロサンゼルス
　昨日ＳＦから３５年ぶりのロスにヴァージン・エアで飛んできた。ヴァージンは初めてだったがうわさどおりのクールなフライトに驚いた。

　「安全の為に」という飛行前に毎回見なければならないプログラム。時にはキャビン・アテンダントによって演じられるもの。今まで色んな航空会社に乗ったが、これをまともに見たことがある人はいるのだろうか、と思ってきた。
　それがかっこいいアニメで上映される。すごく面白くて最後まできちんとみてしまった。だって目が離せないんだもん。
　キャビン内もあわい青紫の間接照明が自分の好みにぴったり。その光の中に流れている音楽もＮＹのクラブみたいでクールだ。
　そして目の前のモニターは映画（有料だった）からＴＶ（無料。日本語のものがたくさんあった。一応アメリカの国内線なんだけど）、そしてカタログから好きなミュージシャンの曲をピックアップして自分でプログラムを作って聴くことができるシステムが気に入った。

　ランチの後、日系ラジオ局で女性をインタビューする番組に佳代さん、くみちゃんが出演。
　Ｊカレッジの本番はＪＡＬロス支社の中で一般に開かれて公演。海外で暮らす日本人の深いストーリーがたくさん。熱い拍手をいただいた。そして最後のＱ＆Ａで手ががんがん上がるのが国内とちょっと違うところかも。
　公演は地元の日系ＴＶ局が取材。来週末に流れる予定。ネットでも配信されるそうだ。

　打ち上げは近くの日本料理屋で。ざるそばが今まで外国で食べた中で一番美味しかった。（できればお鮨の後に出してほしかったよお）
　蟹やまぐろ、かんぱち、あじの鮨できりっと冷えた八海山を飲んでいるとつい日本語でオーダーしてしまうが、帰ってくるのは「？」という笑顔。アメリカにいるんだって引き戻される。
　すっかり幸せになってホテルに戻り、シャワーを浴びてそのままベッドで爆睡。

　これからＳＦに戻り、明日ははじめての全日オフ♪　明後日から序破急の「急」に突入する前にちょっと一呼吸。金曜日は１１：００からある大学で本番。その後土曜日の本番(SFのリビング・アート・プレイバックシアターとの合同公演)のリハーサルが夜まで組まれている。また英語だけの世界が待っている(T.T)
　ああ、ＳＦまでのヴァージン・エアが楽しみだ♪