泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ナパバレーのスパークリングワインにため息

2008-10-07 11:27:54 | 丹下一の泡盛日記
 朝起きるとナパバレーのホテルの周りは真っ白。すごい霧だ。
 それがみるみるうちに消えて真っ青な空が広がっていく。JALUXの松山さんの運転でワイナリーに向かう。ようやくオフな時間♪

 ここは18世紀末に岩を掘ってつくられたワインを醸造するための蔵を今でもそのまま使っている。そこを案内していただく。
 ここのスパークリングワインは、米中国交回復のニクソンと周恩来首相の乾杯に使われたのをはじめ数々のホワイトハウスでのパーティーで使われているとか。ダイアナ妃やブレジネフ書記長、シラク大統領など懐かしい写真をみた。

 スパークリングワインがどうやって造られるのかようやく知ることができて納得。そして最後にお部屋でお待ちかねの試飲♪ 1本100ドルのスパークリングワインは、シャルドネをベースに50種類の葡萄をミックスし8年寝かせたものだそうだ。赤ワインも、ためいきがでる。
 自分なんかが味については書けないのだが、少しずつすするだけで「ああ、幸せ♪」

 そのまま車でSFに移動。今夜はスタッフの日本人Aさんのおうちに。明日早朝LAに移動。明日の夜はJカレッジで本番だ。
 今夜はお土産にいただいたスパークリングワインをAさんが用意してくれたダンジネス蟹で♪
 やっと一息の一日なのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナパバレーから

2008-10-06 15:30:40 | 丹下一の泡盛日記
 日曜日は朝一番にSFからナパバレーに移動。日本のパイロットの訓練施設でプレイバックシアターのパフォーマンス。訓練生の熱い思いや不安、それを見守る教官の大きな愛情や37年間訓練生を見守ってきた寮の「お母さん」のストーリーに自分も思いっきり深いところまでいけたと思う。
 終了後、訓練所を見学させてもらい訓練用のシュミレーション操縦席に座らせてもらったり、格納庫で小型機に触れたりさせてもらい大興奮。
 案内してくださった方も自分が飛行機の型番や「ピトー管」なんてことばを使うので楽しそうに解説してくださった。787はやく乗ってみたいな。ああ、また雑学が増えてしまった♪

 ところで問題の食事だが、土曜日の夜はオークランドで2日間のワークショップの打ち上げ晩ご飯。イタリアご飯屋へ。まったく期待せずに安全パイで選んだのがトマトソースのシーフード・パスタ。「あれ? これ美味しい!」。
 その前に連れて行かれたレストランもおしゃれな内装でちょっと高めだったが、ブルスケッタなんかすごく美味しかった。ベイエリアは美味しいと聞いていたが、こんなに美味しかったっけ。アメリカにいる気がしないぞ。

 今日も本番の後、クライアントの方が連れて行ってくれたレストラン。最初のシャンパンが実に「♪」そして牡蠣。だってSFは最初に来たときも「これだけは」って思ったんだもん。それがここワインの産地ナパバレーの白に実にあう。
 代表の佳代さん(宗像佳代)もくみちゃん(佐藤久美子)もぱくぱく食べてあっという間に目の前の皿が空に。
 くう、このサラダも旨いぞお、と続けたがリブステーキはやっぱり、どうも。醤油かけて焼きなおしてやりたかった。お肉のグレードが高いのはわかるからな。半分残した。
 それでもデザートのチョコレート・ムースで充分満足。

 ホテルの部屋でようやくネットにつないで山のようなメールのお返事。お部屋ではスーパーで買ってきた日本酒♪ 
 明日はワイン醸造所に寄ってもらってからSFに戻る。荷物仕込みなおして火曜日にLAに移動。JALカレッジで本番だ。
 プレイバックの旅はまだまだ続く。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンフランシスコから

2008-10-06 14:09:22 | 丹下一の泡盛日記
10月4日(土)
 2日、強い追い風のおかげとかで1時間も早くサンフランシスコ空港に着陸。
道中機体は揺れっぱなしだったが、まあなんてことはない。ただ、ずっとシートベルトのサインがつきっぱなしでフライト・アテンダントが立ち上がった乗客を見つけると即座に着席を促すという状態だったので、サインが消えたとき、トイレに長蛇の列。
 BARTでオークランドの駅まで。先着のくみちゃん(佐藤久美子)が迎えに来てくれた。
 メリーさんちにホームステイ。下手なホテルよりずっといいぞ。自分は半地下の部屋を一人で使っている。何よりも大きな白い犬のデライラがいるのがうれしい。台所は使い放題。
 りんごやレモンが実っている広い庭にはジャグジーつきのホットタブ。昨日もワークショップから戻って真っ先に飛び込んで、今朝も入ってきた♪ これからワークショップ2日目。

 昨夜ワークショップの後、メリーさんが演劇学校で教えている生徒が出演している「マクベス/MAC- B」という舞台をダウンタウンでみる。アフリカ系アメリカ人のためのアートセンターで出演者は20歳前後の学生。200名くらいの小ホール。
 マクベスをラップでやるというので興味を持った。アイデアはいいのだが出演者がちと若い。20代の頃だったら面白かったというかもしれない。
セリフはシェイクスピアの原文を構成していて、それをラップにのっけるのが決まるシーンもある。また「ハムレット」のセリフもまぜられていたりする。

 3人の魔女のヒップホップなダンスにのせられてマクベスのラップが盛り上がっていくなんてのもわかりやすい演出。体のきれはさすがにかっこいい。
まじめだけど上昇志向があるお兄ちゃんが「あなたってもっと変わっていけるのよ♪」とからみつくお姉さんに動かされてベージュのブレザーのIBルックから黒一色の戦闘服に変わっていくのはわかりやすい。
 ただやっぱりマクベス婦人はもう少しアダルトな感じが好きだな。かなりセクシーで攻撃的なマクベス婦人で彼女なりに好演していたとは思う。
 これはアフリカ系の役者にしかできない演出だなあと思いつつも、もっとぎらぎらしたものがみたかったというのが率直な感想だ。こないだパリのサンドニのジャズクラブに行ってしまった身としては。
 昨夜、米副大統領候補のディベートが全米で生放送された。街中のそこらじゅうで「OBAMA」を支援するバッジやカードが売られている。この劇場の受付でもOBAMAの顔にCHANGEと書いたバッジが売られていた。
 この舞台のキーワードもCHANGEだったのかなあ、とぼんやり思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成田空港から

2008-10-02 16:49:08 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜遅く「子どもの朝ご飯つくる」などと書いたが大嘘になってしまった。思った以上に体にきていて目が覚めたら9時だった。

 あわただしくもするべきことをこなして(ちゃんと風呂にも入った♪)重いスーツケースを引っ張ってバスで逗子駅へ。
 このスーツケースも10年間、重すぎる中身にあえいできた。あちこち穴もあいてテープで補修してある。そろそろ引退の時期かとも思うが、一緒に世界をまわってきた愛着があるんだよな。

 電車の中で、洗濯物干して後から出たかみさんと合流。ちょっと幸せな一緒の時間が新橋まで♪ ま、電車の中でも携帯使いすぎ。向こうについて充電切れたら困るなあ。

 空港に着いてビジネス・チェックイン。フライトはエコノミーだけど会員でこれができるのが助かる。(かみさんのおかげだ)
 昔は直前まで入りたくなかったが、今は早めに着いてさっさとラウンジに移動。こうやってパソを立ち上げて仕事ができる。便利になったもんだ。
 そして微熱が出ているというのに、だって夕方のフライトなんだもん。久しぶりに飲みモード。ビールの次がカンパリ・ソーダで今はジャック・ダニエルをペリエで割って舐めながらキー叩いてます。

 今回は和食でいきたい気分。土産物屋で和のお土産買ったついでにワンカップとめざし購入。機内はこれでいいや。
 その時に自分のスーツケースに入っているカップそばを見つけた。免税で200円だ。スーパーで168円で売ってるぞ。こんな人の足元みた商売したらいかんだろう(-_-;

 シスコ時間では日付が変わろうとしている。晩ご飯もいらないからこのまま眠りたい。熱は下がらないが眠れば大丈夫。
 今年4回目の海外だが、本番続きで春先の韓国と台湾はもう昨年のことのようだ。7月のパリに続いてカリフォルニアへ舞台の旅ができる幸せを噛み締めながらがっつり眠るぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

荷造り終了

2008-10-02 01:59:21 | 丹下一の泡盛日記
 というわけでこもれびホールでの稽古を終えて井村さんと軽く飲みながら打ち合わせして、24:30に帰宅。速攻で明日のお弁当つくり、最後の荷造り。
 さすがに眠い。

 アメリカは昔行ったインドのような国になったと思っている。駅やお店で何かを頼んで出てくるまでの時間や通信事情が1988年のインドに似ている。日本から行くとストレスが溜まるのは仕方がない。
 それでもみんなバカンスとか取っているのだから、むしろ日本のほうがどうにかならないものかと思う。

 ちょっと眠り子どもたちに朝ご飯を用意してやりたい。おやすみなさい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米西海岸ツアーへの準備終了

2008-10-01 14:31:39 | 丹下一の泡盛日記
 例によって海外に出る前は仕事がてんこ盛り。朝、起きられず娘2は自分で朝ご飯食べて「行ってきます」。その声で目が覚めた。
 仕事の方は粛々と進み一通りは終了。後は弟に任せることに。

 パソに向かっていると豆太郎が膝に飛び乗ってくる。うう、しばらくすりすりできないんだよな。

 今回、異例なことだがカップめんやレトルトご飯、鰹節なんかをスーツケースに忍ばせた。
 自分は今まで外国で食事で苦労したことはあまりない。嗜好はあるが、その時の体調に合わせて食べたいものを見つけ出して食べる。これは国内にいても同じだ。
 だがこの頃アメリカは例外となっている。前回行った時もうんざりした。スクールでNYに滞在した時は自炊したから良かったが、今回はどうなることか。

 1995年にはじめてNYに行った時「けっこう美味しいじゃん」と思ったが、思い返してみると中華、ベトナム、タイ、イラン、インドやイタリア料理などを食べていていわゆるアメリカご飯はあまり食べていない。
 ミシュランの星を選定する委員の方も非公式だが「食事は日本が一番美味しい」と言ってる。自分もその通りだと思う。

 最近リピートで行ったフランスや韓国、台湾、オーストリア、ポーランドは「着いたらあれ食べたいな♪ あの酒飲みたいな♪」と期待に胃袋を膨らませるのだが、アメリカにはそれがない。酒すらもない。前回のNYも閉口した。困ったもんだ。
 実際「仕事でも来ないかぎり自らすすんでは行かない国」(あ、シルク・ド・ソレイユだけは別ね♪)と公言してきたので、そこからお呼ばれすることになるとは妙なもんだ。もっともサンフランシスコだけは美味しかった記憶がいくつかある。さて、どうなりますやら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする