たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

Tu casa mi casa

2012-08-10 04:38:59 | Weblog
 これだけ沢山変わっていくと、自分でもどこが居場所か分からなくなる。
 どこでも完全に受け入れられようとしないし、かといって、時間を超えて状況を変えるほどの能力も無いけど、多角的には動けるから、こういう感じになるのかな。
 まぁ、便利っちゃ便利なんだけど、ちょっと寂しいよね。

 一つのところに集中しすぎない、他のことも対等に扱って、それから、そのたった一つの大切な部分の素晴らしさをハッキリさせることが大切だと思う。どう考えても、同じ場所にい続け過ぎて、失敗しているケースの方が多いもんね。
 その集団全体がまったくもってダメダメで、全部で落っこちちゃうことを不安にならないのが不思議。

 だって、俺の身の回りでなら、細かい研究分野はもちろんのこと、分子生物学、素粒子、有機合成、などの分野全体として、それやってるヤツは全員ダメ、ってなることも全然ありうると思うし、もっと言っちゃえば、理系ってだけで全員ダメってなる時代が来るかもしれない。
 もっともっと危機感を持って、その分野が消えてしまうことも考えながら、動かなきゃいけない。

 このような全体としての情熱を持ち合わせながら、前進して、助け合える集団はきっとあるはず。
 だから、変わっていってしまうし、変わっていかなきゃいけなくなってくる。

 『あるはずじゃないですか、安住の地は。』
 「ないよ。何甘いこと言ってんの。」
 『笑』
 「創って下さい。」

 最終的にはきっとそうなる。決して遠い未来ではなく、予想よりも意外と近い未来だと思う。

 それまでは、それぞれの場所でホームを感じられれば良いのだ。
 っそ、安住の地が現在存在してないわけではなくって、局在していないだけなのだと思う。
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