たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

目の前の真実に

2011-06-03 02:05:45 | Weblog
 数学の問題は、一ヵ所でも間違えたら正解に辿りつかない。
 ある程度ちゃんと勉強したことがあれば、そんな恐怖に、初めのほーで出会うと思う。

 ずっと同じものを扱っていると、こういう最初の頃の当たり前の感情を忘れがちだ。最初に想った事はだいたい最後まであっていることが多いから忘れちゃいけないんだけど、今日、実験結果をみて、やっぱりこの思考(感情?)って大事だな、って改めて思い知らされた気もする(すいません、具体的な内容はここでは言えませんけど)。
 必要な変数を沢山ある関数の中にきちんと通過させるのは、大変なことだ。そんな面倒なデータよりも、目の前で見えていることの方が、真実に近い。それをいかに、より一般的な指標に持っていて、ディスカッションするかが大事。

 だから、自分が信頼していればいるほど、好きであればあるほど、関数を介して、渡してはいけないと思っている。すべてを「ありのまま」に、それで認めてもらった方が、、だって、どんなに本当のことでも、演技力なんて、脆いから。

 もう、能力があることをかうことも、能力がないことをかわれることも、こりごり。

 そして、それから、逆も。
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