たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

言葉が作る「場」

2010-07-13 01:00:11 | Weblog
 何が守ってくれているのかは、いつも微妙で、わからない。
 多くの人は、所属している名に、助けられている。どんなに、その場所が嫌いで、全然、想いが無かったとしても、どれほど、その名前に自分が助けられているのか、自分では気がつけない。

 言葉は本質的には脆弱だけど、実質的な武器に、なりえる。俺は、そういう部分で言葉を使うことに対して、いっさい躊躇しないし、どんどん、前に押し出す。助けるためで、守るためで、勝つためで、武器になるなら、特にね。
 さらに、完全に自慢になってしまうけど、相手が置いていってしまった言葉を、武器にしてしまうことも、長けていると思う。俺の前で、不用意に言葉を置いていったなら、反撃に使われる可能性が高いってこった。煩雑なことでなければ、一度でも聞いた音は、なかなか忘れない耳をしているんでね。

 そんな、言葉そのものが持っている威力をよく知っているからこそ、大事なシーンで、言葉にして、具現化することを、必要以上に恐れる瞬間がある。
 言葉に出しちゃったら、それ自体が作る「場」によって、何かが壊れていったり、形成されたりするような気がしちゃうのだ。

 言葉による「場」が出来た時、それは、フラグを意味する。自らが言った事、誰かが言った事、その時に何か感じて、それが、本当の本当になっちゃうことは、よくあるのだ。

 「大丈夫。絶対に。」

 不思議。そう言われたり、そう言っちゃうと、全然ダメなのに、本当に大丈夫な気がしてくる。ドラマよりもドラマチックな展開が、いくつも待っているんだと思う。
 もちろん、誰が言ったのか、に依りまくるけど。

 だから、もう、いっそ、嘘でも…?
コメント (4)
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