桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

星野集会

2013-04-21 | Weblog
今日は、熱海で裁判交流集会だったが、星野さんの集会に来て話して欲しいと要請されたのが早くて、そちらに行った。
集会は、阿佐ヶ谷だったが、会場前には7、8名ほどの人たちが、来る人をチェックしていた。
「公安?」と、声を掛けたらば、素直に「はい」と返事した!素直に返事されては「大変だね」と言うしかなかったが、ニコリと笑って頷いたのには参った。公安こそ、日本警察を毒する存在だと思っている俺だからなぁ。
集会は座る席がないほどの満員だった。
俺は救援会だし、思想は違うが、星野さんの冤罪は許されないという思いを語った。
星野さんの獄中で描いた絵の展示会もしていたが、澄んだ色彩に、星野さん自身の精神を感じた。彼の思想とは違う俺だが、俺が感じ、味わった獄中の幸せを星野さんも味わっているように感じる絵だった。

袴田事件集会

2013-04-21 | Weblog

昨日は、松山空港から帰り、真っ直ぐに池袋の勤労福祉会館へ。
会館に着いてみると、福井女子中学生殺し事件の前川さんも来ていた。この前の決定以来だったが、薬のせいで顔色は良くなかったけど、まあ元気そうで安心した。
集会では、二人の弁護士さんが、現状などを報告した。DNA鑑定に付いて、検察の主張は論点を歪めたモノだと、良く判った。判ったが、俺にすれば、袴田さんを犯人にした「5点の衣類」は、全くDNA鑑定などは必要ない代物だとしか思えない。
あの5点の衣類は、絶対に味噌タンクに1年も浸けられていた物ではない。つまり、警察によるでっち上げ証拠だ。
そのことは、来月の証人尋問で、味噌漬け実験をした支援者の口から語られるだろうが、味噌に1年2ヶ月も漬けられたならば、繊維質は、必ず味噌と同じような色になる。
袴田さんの衣類だとされる物は、染められた繊維の色を残していることが味噌に漬けられていない証だ。
真実は顕れる!
腐れ検察は、この事実にも逆らい、屁理屈を語るだろうが、この犯罪者集団を更正させる手段を、1日も早く作りたいねぇ。