職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

beautiful of silent

2007年12月15日 | ヤスさん日記
「開かれない部分が底のそこに
 あったとしても
 それを抉じ開けてはならない
 岩戸を開けるようなそんな気配を
 ただそこに置いておけばよい。」
音楽にのせて
踊りにのせて
開かれてゆく
のだなと。

閉ざされた空間の中で私が本当に存在するということ。
シェルターの中で過ごした数年間
そこで向き合う自分や血脈や
そこに居ることや在ることが
どれほど些細なことで消滅してしまうか
またどれほど確固たるものが生成されるのか。
育成されるということが
その指し示す方向と一致しないとしても
甘受してくれるシェルターが
必ず在るということです。

beautiful of silent
車が飛沫をあげ行き交う音
ぐい飲みと木卓の触れ合う音
徳利を揺する波音
箸が響き合うリズム
素材を噛み締めるリズム

日本酒は甘美であり
その誘いはカラダを遠くの世界へ
と持っていってしまうもので.
今の静かな空間と
あの時の静かな空間と。
静かな中には美しさが充満しています
そんな時間をいっぱいに吸い込んで
それを沢山の人達に手渡せるように。
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