職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

技術を言葉として伝えるために

2024年08月12日 | ヤスさん日記
1から
改めて技術を言葉にして伝える。
日々の
自分の作業や工程を振り返りながら
初めての人にも
的確に伝わる言葉を使う。
重要な時間です。

当たり前に行っていることが
初めての人には当たり前ではない。
そんなことすら
当たり前ではないか
と言われるかもしれませんが。
しかし
当たり前とは
知らず知らずに染み込んでいるものです。

それらの当たり前を
リセットしてくれる。
そして
研修者さんが
しっかりと形にできるように
手を出さずに言葉で伝える。

今回は
花瓶とゆう難易度が高い器。
私なら3日間で出来上がるであろうところ
今回は6日間に渡り
時間をとってきてもらいました。

鎚起銅器では
製作初めて
変化が大きいので
面白いところが多いですが
これから
徐々にしか変化しない工程に入ると
精神的な修行時間でもあります。

そこを
どうサポートするのか。
また
見守るのか。

こんな時間を
もっととりたいとも思います。
新潟県下でも
通いで研修してくれる人が
居てくれたらいいのだが
と思いつつ。

ひとつひとつの経験の積み重ね。
この道場も
まさにその経験を積み上げるべき時ですね。
コメント
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