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スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産大臣賞典兵庫ジュニアグランプリ&イーシャンテン

2021-11-25 18:56:02 | 地方競馬
 第23回兵庫ジュニアグランプリ
 エンリルが鞭を入れて逃げようとしましたが,外からバウチェイサーが追い抜いていきました。さらにプライルードも2番手に上がり,エンリルは3番手に。4番手にはセキフウ。5番手にヒストリックノヴァとコンバスチョン。7番手にイチローイチローとトモノボーイ。9番手のネフィリムとワイドオープンまでは一団。3馬身差でイネッサ。4馬身差でドームサウナという隊列。ミドルペースでした。
 バウチェイサーとプライルードは並んで直線に。コーナーで外を回ったコンバスチョンは2頭の外から,内を回ったセキフウはバウチェイサーとプライルードの間に進路を求め,4頭の争い。抜け出たのはセキフウとコンバスチョンの2頭。狭くなりかけたところがあったものの,間を割ってからは鋭く伸びたセキフウが争いを制して優勝。コンバスチョンがクビ差で2着。フィニッシュ前でバウチェイサーを差したプライルードが3馬身差の3着でバウチェイサーはクビ差で4着。
 優勝したセキフウは重賞初挑戦での優勝。ここはJRAの2勝馬が2頭いて,例年通りの傾向であればその2頭の争いになるとみていましたが,やはりその通りの決着になりました。この着差ですから,通ったコースの差が結果に大きく影響したといえそうです。とはいえ苦しいところを割って伸びてきた馬の勝負根性は立派だったといえるでしょう。8つ上の半兄に,2016年に高松宮記念とセントウルステークスを勝ったビッグアーサー。中国語でシフォンケーキを戚風と漢字表記し,それを日本語で読んだのが馬名です。
                                        
 騎乗したミルコ・デムーロ騎手は第21回以来2年ぶりの兵庫ジュニアグランプリ2勝目。管理している武幸四郎調教師は兵庫ジュニアグランプリ初勝利。

 赤5筒の方が獲得できる得点を高くするために有用なのに,先に手の中から赤5筒を捨て,その後に3索を手の中から捨てたということは,3索に関連する牌をパイレーツは持っているのではないかという予測が成り立ちます。そして3索に関連する牌とは,1索,2索,3索,4索,5索の5枚です。ですがこの時点では2索と3索は4枚すべてが捨てられているのですから,パイレーツの手の中にあることはありません。そもそも2索も3索もパイレーツは捨てているのですから,それがパイレーツの手の中にあるということは,近藤が予測しているパイレーツの役との関係からもないのです。これと同じように,この時点ではパイレーツは5索も4索も捨てているのですから,それがパイレーツの手の中にはないということも想定することができます。よって残るのは1索です。つまり,パイレーツが3索を手の中から捨てたときに,本当に3索に関連する牌があったのなら,それは1索だったとしか考えられません。よってこの観点からも,1索はパイレーツに対して危険な牌であるという認識cognitioが発生し得ることになります。
 それからもうひとつ,このときにフェニックスが1索を手の中にとどめ,失点を回避することができた理由を,著書から推測することができます。
 近藤はこの時点で,アベマズとパイレーツはテンパイしていると認識していました。これに対してフェニックスはまだテンパイしていません。フェニックスが1索を引いてきたときの手でいえば,1索でなく,1萬,2萬,3萬,4萬,7萬,8案,9萬のいずれかを引いてきた場合にテンパイをするという形でした。このように,次にある牌を引いてきたらテンパイすることができるという形のことは,イーシャンテンといわれます。つまりフェニックスの手は,パイレーツがテンパイした時点ではイーシャンテンであったわけです。
 そのイーシャンテンで1索を引いてきたわけですが,ここで9萬を捨てても,イーシャンテンはイーシャンテンなのです。受け入れることができる牌は,1索,1萬,4萬,7萬に減るので,テンパイする効率は悪化しますが,イーシャンテンはイーシャンテンです。
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