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スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京2歳優駿牝馬&虚偽への従属

2018-12-31 19:12:27 | 地方競馬
 北海道から3頭が遠征してきた第42回東京2歳優駿牝馬
 ゲートの中で立ち上がるなどして落ち着きがなかったシャリライモンが発馬でも2馬身の不利。逃げたのはスティールティアラ。2番手にブレイクフリーで3番手にシェリーアモール。4番手を併走したアークヴィグラスとエムティアンの5頭は集団。6番手のミッドサマーナイトと7番手のグレイアンジェラも差がなく続きました。2馬身差でサブノダンサーとケンガイア。その後ろのマルパソの3頭が一団。3馬身差でラブミーピンクとミコマイ。2馬身差でダバイダバイ,ボルドーシエル,シャリライモン,セイシャレードの順となりこの4頭が後方集団という縦長の隊列。前半の800mは50秒1のハイペース。
 3コーナーを回ってスティールティアラの外に並び掛けていったのがブレイクフリー。アークヴィグラスは楽な手応えで内を追走しその直後がミッドサマーナイト。4コーナーを回りきるところで逃げたスティールティアラが外に膨らんだため,労せずして進路ができたアークヴィグラスがスティールティアラの内から進出。そのまま先頭に立つと楽に抜け出して快勝。最内を回って追い込んだラブミーピンクが2馬身差の2着。大外から追い込んだマルパソが2馬身差の3着。
 優勝したアークヴィグラスローレル賞に続いて南関東重賞連勝。この馬はその前に重賞を勝っていますが,ここはそのときの3着馬,4着馬,5着馬も出走し,ローレル賞で半馬身差の2着に食い込んだ馬も出走していましたので,混戦になると予想していました。ところがそうした馬たちを寄せ付けずに快勝という結果になったのは,この馬の成長力が最も大きかったということでしょう。このためにほかの有力馬が苦しくなり,伏兵の2頭が差して2着,3着という結果になったと説明することができます。この内容であれば少なくとも桜花賞まではこの馬が最有力候補という評価でいいかもしれません。父はサウスヴィグラス。母の父はフジキセキファンシミンファンシーダイナの分枝で3代母が1986年に京成杯と牝馬東京タイムス杯,1987年にエプソムカップと新潟記念とオールカマーに勝ったダイナフェアリー
 騎乗した川崎の瀧川寿希也騎手はローレル賞以来の南関東重賞4勝目。東京2歳優駿牝馬は初勝利。前走はローレル賞に出走する資格を得るための川崎への転入で,当初の予定通りにその後に移籍して管理することになった大井の嶋田幸晴調教師は南関東重賞2勝目で東京2歳優駿牝馬は初勝利。

 母の様態が急変したとき,妹が家にいました。ですから僕は緩和病棟から連絡を受けた後,自分の身支度だけを整えてすぐに出発するというわけにはいかず,妹を起こして妹も着替えさせなければなりませんでした。
 これは事前にいっておきましたが,こういう事態になったとき,つまり母が死ぬときといってもいいですが,そのときに妹を同室させるか否かということ,いい換えれば妹を母の死に目に立ち会わせるか否かということは,僕は自分では判断しませんでした。連絡を受けたときに妹が家にいれば連れて行きますし,妹がグループホームに滞在中であれば黙っておくつもりでした。あとは母がいつその状態になるかということだけであり,本当はそんなことはないことも僕は心得ていますが,もし母が妹にも見てもらいたいなら妹が家にいるときに危篤になるだろうし,妹には見せたくないと思えばそうでないときに危篤になるだろうというような認識cognitioの仕方をしていました。妹が家にいるときに血圧が低下したのは,やはり妹にも自分の死に際に立ち会ってほしいという母の思いがあったのだと僕は今でも認識します。ただし繰り返しますが,僕はそれを母の意志voluntasに委ねて認識しているわけですが,それが十全な認識ではないということは理解しています。本当は母の意志などなかったけれど,それはあったというような誤った認識に意図的に従属しているということです。虚偽と誤謬の違いによって説明すれば,僕は誤謬errorには陥ってはいない,虚偽falsitasを虚偽と知ってはいるのですが,意図的にその虚偽を有し続けているということです。
 妹を連れて行かなければならなくなったことは,僕がひとりで行く場合に比べれば大変でした。しかし,もし妹が不在のときに母の死を迎えていれば,その後で時間を見繕って妹をグループホームなり通所施設なりに迎えに行かなければなりません。死に際に会わないのはともかく,通夜や葬儀に妹を出席させないわけにはいかないからです。するともしかしたらそちらの方がより大変であったという可能性が残ります。ですから僕はこの点に関しても,妹が家にいる間に血圧の低下があり,よかったのだと思うようにしています。
コメント
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