スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

豊橋記念&共通点

2006-06-26 20:14:41 | 競輪
 豊橋記念の決勝は,予想通りに佐藤選手の先行。僕が期待した海老根選手は絶好の4番手を確保したのですが,内を開けてしまったので金子貴志選手にもぐりこまれ,そのまま先に捲り発進されてしまい,結果的に後手を踏む形。結局,金子選手が捲りきって優勝。佐藤選手が2着に逃げ粘り,後方から捲り追い込んだ海老根選手が3着と,自力タイプが上位を独占しました。
 金子選手は京都の稲垣裕之選手とともに僕が前から注目していた選手。2004年にGⅡのふるさとダービー佐世保は優勝していたのですが,記念競輪はこれが初優勝となりました。長所は素晴らしいダッシュ力で,今日のように番手が離れてしまうこともしばしばあります。
 このメンバーで2着に粘った佐藤選手は立派。海老根選手は勝ち上がりのレース振りからはGⅠも勝てるだけの力があると思うのですが,どうも大事なところで失敗してしまう傾向が見受けられます。せっかく佐藤選手の番手を回った手島選手(5着)にとっては,何もできずにもったいないレースとなってしまいました。

 さて,第一部定理四が証明されたところで,第一部公理五の意味が,部分的にではありますが明らかになります。それは,この公理Axiomaの文章の中にある共通点というのが何を意味しているのかということです。AとBが共通点を有するとは,AとBが実在的には区別されず,様態的にのみ区別されるということなのです。
 したがって,互いに共通点をもたないものとは,実在的に区別されるもの,すなわち,実体substantiaの属性attributumの相違によって区別されるものという意味であって,そうしたものは,互いに互いを認識するcognoscereことはないし,また,一方の概念notioがもう一方の概念を含むことはないというのが,まずこの公理の意味しているところであるということになります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする