スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王位戦&第二部公理五

2006-07-13 20:20:45 | 将棋
 昨日から指されていた王位戦の第一局は,振駒で後手番になった羽生王位が四間飛車を採用。これに対して佐藤棋聖が急戦を仕掛け,名人戦第四局と同じように進みました。つまり,ある意味,佐藤・森内対羽生・谷川という豪勢な将棋になったわけです。勝った側の佐藤棋聖が封じ手のところで手を変えたのですが,その後の後手の猛攻の前に,先手の玉があまりにも薄すぎた感があり,接戦が多いこのふたりの対戦としては,ほぼ一方的といってよいような内容で羽生王位が先勝しています。
 この将棋は最近の佐藤棋聖のよい部分がまったく出てこなかった感じですが,次は後手番ですので,きっと何か風変わりな将棋を見せてくれるのではないかと思います。

 問題は解決されましたので,第一部公理五についてはこれで終了してもよいのですが,『エチカ』の中には,ここで得た結論と深く関係していると思われる部分がありますので,それについて,今回の主題からはやや外れるのかもしれませんが,もう少し考えていきたいと思います。採り上げるのは第二部公理五です(第一部公理五をテーマにしているときにややこしいですが)。
 「もろもろの物体およびもろもろの思惟の様態のほかには,いかなる個物も〈あるいは所産的自然に属するいかなる物も〉我々は感覚ないし知覚しない」。
コメント
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