スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京プリンセス賞&第二部定理三

2006-05-24 21:57:20 | 地方競馬
 生憎の天候の下でのレースとなった東京プリンセス賞は,後方5番手から向正面ではすでに追い通しとなっていた1番人気のチャームアスリープがそれでもゴール前までしぶとく伸び,クビ差で優勝,桜花賞に続いての重賞連覇となりました。
 羽田盃と同様に内田博幸騎手から有力馬を乗り替った今野忠成騎手が,今回はチャンスを生かしました。一般に地方競馬では今晩のように激しい雨になると,レースのペースが速くなる(今日もハイペースでした)わりに,最後はどの馬も同じような脚色になりがちなため,ある程度先行している馬が有利になるので,着差以上の強さと判断してよさそうです。
 終始4~5番手のインを回り,直線も最内から一旦は抜け出したヨシノアルテミスが2着,ほぼ同じ位置にいて外(勝ち馬よりは内)を回ったクリムゾンルージュが3着でした。

 第二部定理三に注目します。
 「神のうちには必然的に神の本質の,ならびに神の本質から必然的に生起するあらゆるものの,観念が存する」。
 ここのテーマと無関係なので証明は省きます。重要なのは,この定理の意味からして,ある事物が形相的に実在するなら,その事物の観念も存在するということだけです。
 ところで,一般に事物Aが形相的に存在するなら,その事物AとAの観念は同一の個体であるということでした。したがって,どんな形相的事物(個物を念頭においてください)にも,その同一個体が思惟の様態(観念)として存在するということになります。そして形相的事物AとAの観念が同一の個体であるということが,合一ということの意味なのですから,すべての形相的事物に,それと合一している思惟の様態(観念)があるということになるのです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする