小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

中国、原発の見方は・・・

2013-12-05 11:32:48 | Weblog

一昨日は早い忘年会。
丸の内の勉強会の集まりですが、この日は銀座コアビルのクルーズ・クルーズというお店でいたしました。

この時、小泉元総理の反原発の話題と一緒に、中国要人が原発をどう捉えてるか、という話が出ました。

ホントかウソか私には判断できませんが、ロシアやインドの国境近くに原発を置いているのは、いざ有事となったら爆発させて入って来れなくする意味があるとのこと。

いくら中国でも、そこまで・・・と思いますが、ウイグル自治区でやたら核実験をしているところを見ると、あながちウソとも言えません。

やっぱり、原発は全廃した方がいいのかな・・・(汗)。
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京都美山の絵地図が送られてきました

2013-12-05 08:51:01 | Weblog
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京都・美山の絵地図がようやくUPし、昨日送られてきました。
7月に取材に行って、出来上がったのが12月ですから、ずいぶんのんびりした話ですが、おかげで支払いも無事済みました。

クライアントも満足してくれましたが、何人か見せたところ、地図を見ると行きたくなるとすこぶる好評です♪


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源氏、イタリアに行く

2013-12-04 10:11:38 | Weblog
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ちゅうても大げさな話ではありません。

イタリア人の友だちが、源氏物語の小さな絵を買ってくれたというだけのことなのですが、それにしてもたいそうな喜びようでした。

作品の最大の評価は買ってもらうことなので、そのことによって、お金以外に得るものも大きいのです。

まず、当たり前のことですが、外国人は、どこかに日本的なものを求めるのだということが、今さらながら良くわかりました。

もうひとつは、自分にそういう絵が描けることがわかったことかな。
これは謙遜でも奢りでもなく、言葉のまんまです。



私は洋画の出身で、いちおうアカデミックな美術教育を受けているので、油彩画を描く時はどうしても立体でモノをとらえるクセがついてます(まあ、大して上手い絵描きでもないので、形が狂ったり、ヘンな物体だ現れたりはするのですが)。

ところが不思議なもので、こういう源氏物語を画題にしたり、あるいはマンガを描く時などは、自然に脳みそが平面にスイッチする。

無意識にやっていたのですね。

それに気づいたのが昨日の夜、絵を見て喜ぶクライアントの顔を見た時でした。



さて、これからどうするか。

思案中ではありますが、近々答えが出せればいいかと思っています。
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小泉元総理の反原発

2013-12-03 09:30:11 | Weblog
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上野大仏です。関東大震災で首だけ残りましたが、モトは7mの大きさだったとか。

一昨日UPした塩野七生先生の記事の中に、小泉元総理の反原発に関してこんな記述がありました。

「原発は大変な問題だから科学者に徹底的に話させるべきだ。日本への不満(たぶん欧米からの)は、我々は福島で絶対的な安全はないと学んだはずだ。それなのに原発再開にまた絶対安全を求めるのは論理的におかしい。ただ科学者に決める権利はない。意見を聞いてお勉強して、最後は投票で委託された政治家が決めるべきだ」

記事の中で、誰が言ったか明記されてないのですが、原発に反対とも賛成とも書いておらず、現実の起ったことに対してどうするかを記述してますので、これは塩野先生の意見ですね。

原発が神の火か、はてまた悪魔の火かは、それこそ神のみぞ知るところですが、完全な安全を求めるのであれば、完全に原発をなくしてしまうしか方法はありません。

ウラン1gが石油2000ℓに相当する、圧倒的なエネルギーは捨てがたいところですが、物事には良い面と同じくらい、ネガティブな面があるもの。
潤沢で安価なエネルギーを選ぶか、完全な安全を選ぶかというのは、最終的にはそれこそ政治家の中でも選ばれた人たちが判断しないといけないことでしょう。



問題なのは原発を完全撤廃するなら、すでに国内にある54基もの原発をどうするのかです。

原発稼動を止めたところで、燃料の放射性物質がなくなるわけでなし。
逆に放射性物質は消費されず、危険な状態でそのまま停止中の原発の中にあるわけです。もちろん電力はまったく生み出さない状態です。

小泉元総理は放射性廃棄物の行き先がないというのが、反原発の一番の根拠なわけですが、ならば現在停止中の原発にある放射性物質をどうするか、まったく言及がない(私が知らないだけなら、どなたかご教示を)。

個人的な意見を申し上げると、かりに原発の完全撤廃を掲げるのであれば、現在の原発の放射性廃棄物が、一定基準に下がるまで稼動させた上で廃炉にするというのが科学的な手続きでしょう。

その点、ドイツはどういう方法で完全撤廃するのかな?

ともかく科学的にどうなのか、という議論がなされない反原発、あるいは原発推進というのは如何なものかと、塩野七生先生の記事を読んで思った次第です。
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快調「ごちそうさん」!

2013-12-02 09:09:24 | Weblog
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写真は泉岳寺駅近くにあるレストラン「菊」のエビミックスフライセット。泉岳寺の笹川記念館の中にある式場兼ねたレストランです。

水産経済新聞でTTPに関するイラストを書くことになり、友人で水産のエキスパートに話を聞きにそのインタビューで逆にご馳走になってしまいました(笑)。
もちろんTTPに関してはズブの素人で、記事はむこうが提供することになってます。ただ、ビジュアルに関してはあちらもわからないので、私の方もあまり無知ではいられません。

分厚い資料を目の前に、これからラフを書くところです





さて、「純と愛」以降、つきあわないつもりでいた朝ドラですが、あまちゃん人気のあとにはじまった朝ドラ「ごちそうさん」、けっこう見ています。

嫁いびりはドラマの王道ですが、時代の変化なのか、主演の杏のキャラクターのおかげか、橋田壽賀子のドラマほど強烈でなく、むしろネタになっている感じですね。
次はどんな意地悪があるのだろうと、楽しみに見るところもあるほどです。

和江ねえさんの意地悪に、昔、嫁に出た先の苦労があったと設定には、脚本家の方の考え方に性善説があるのでしょう。
親鸞上人の「「善人尚もて往生をとぐ いわんや悪人をや」じゃありませんが、人間とは業の深いもの。

そんな意味で、個人的に好きなのは近藤正臣演じる「師匠」の捨蔵です。

普通に考えれば、芸者さんを後妻に引っぱってきて、挙げ句の果てには家族捨てて出ていった先、さらに女の人と良い仲になっちゃうのですから、人間のクズと言われても仕方ありません。



実際にこんな人が身内にいたら家族は大変ですが、しかしながら、そこがお話です。

寅さんだって、映画だからギネスブックに最長シリーズ記録を打ち立てるわけですが、こんな人がそばにいたら周りは大変です。

ところが先日、ネットに出ていた「ごちそうさん」視聴者の声というのを、たまたま覗いてみたら、男性の視聴者に近藤正臣の捨蔵を「こんなクズで失望した」という声があるのに驚きました。

うーん。

師匠の正体が、実は義理の父だったという設定は、推理小説で言う「意外な犯人」。
なかなか良くできたシナリオだと思うのですが、 けっこう男性は了見の狭い人が多いのかなあと感じました。

この脚本家は性善説で本を書いているので、捨蔵は捨蔵なりの理由があって行動してるはずなのですが・・・
「ドラマの悪役は、本物も悪い人」みたいな脊髄反射的な思考回路。

一部ですが、そんあ視聴者の声にちょっと失望した次第です。

まあ、いちいちそういう声を気にしてモノが作れませんが、色んな見方があるものだと思った次第です。



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塩野七生~安倍総理の評価は

2013-12-01 11:53:57 | Weblog
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今朝の日経に「ローマ人の物語」の塩野七生先生が、おもに安倍総理について書いている記事が掲載されてました。

安倍総理を楽天のマーくんに例(日本シリーズで一度敗れて、最終戦に出てきたのを、安倍総理の2度目の総理大臣になぞらえ)、「まだ三振で打ち取ってはいないが、今後に期待」という評価をしています。

歴史上の指導者を数多く知る塩野先生ですから、リーダーが必ずしもカミソリみたに頭が切れる人間でなくても良いことを知っているわけで、安倍総理にもその点の期待をしてる印象を受けました。
(別に安倍総理が切れないと言ってるわけではありません。プーチン大統領みたいなタイプではないと申しています。誤解のないように)。

合わせて、小泉元総理についても触れてあり、「小泉さんが熟睡に飽きた」と評価し、原発についての発言にまったく触れてないのも、実に塩野先生らしい。
反原発かどうかでなく、個人的に熟睡に飽きたということを指摘しているのは、今回の小泉さんの再登場について、一番わかりやすい意見に思えます。
さすがは 塩野七生先生です。

記事を読むと、安倍総理や小泉元総理の評価はそれなりに納得なのですが、ほかに書いてあることに思わず膝を叩いてしまいます。たとえば・・・

「近隣国と仲良くあるべきだろいうのは日本人だけだ。近隣とは常に問題があり、摩擦が起きないという方がおかしい。日本人はこれからも絶対の有効はないものだと思えばいい。しかし近隣国ういえの突破口はある。それは経済関係がより緊密ということだ」

以前にも、TVタックルかで何処かの経済評論家が「近隣国だから仲良く」と言ってたのを、今は亡き三宅先生が頭から湯気を噴き出して、
「だいたい近隣国どうしなんて、世界中どこ行ったって仲悪いに決まってるんだよ!」と一喝されてたのを思い出しますが、まさにその通り。

また、何かやれば必ずぶつかる。

改革をしようとすれば必ず妨害に遭うし、ジャマされます。

役所などで出世する人は、ああいう所は減点法なので、問題を起こさない人が出世するものですが、指導者となるとそうはいかない。示唆に富んだ記事、興味深く読んだ次第です。

今、読んでいる最中の「ローマ人の物語」ようやく文庫の22巻くらいに到達しました。ジムでバイク乗ってる時間限定で読んでますので(失礼ながらシューズと同じ袋に入れてます)、あとどのくらいかかるか。

そろそろ賢帝の時代に到達です。


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