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写真は泉岳寺駅近くにあるレストラン「菊」のエビミックスフライセット。泉岳寺の笹川記念館の中にある式場兼ねたレストランです。
水産経済新聞でTTPに関するイラストを書くことになり、友人で水産のエキスパートに話を聞きにそのインタビューで逆にご馳走になってしまいました(笑)。
もちろんTTPに関してはズブの素人で、記事はむこうが提供することになってます。ただ、ビジュアルに関してはあちらもわからないので、私の方もあまり無知ではいられません。
分厚い資料を目の前に、これからラフを書くところです
さて、「純と愛」以降、つきあわないつもりでいた朝ドラですが、あまちゃん人気のあとにはじまった朝ドラ「ごちそうさん」、けっこう見ています。
嫁いびりはドラマの王道ですが、時代の変化なのか、主演の杏のキャラクターのおかげか、橋田壽賀子のドラマほど強烈でなく、むしろネタになっている感じですね。
次はどんな意地悪があるのだろうと、楽しみに見るところもあるほどです。
和江ねえさんの意地悪に、昔、嫁に出た先の苦労があったと設定には、脚本家の方の考え方に性善説があるのでしょう。
親鸞上人の「「善人尚もて往生をとぐ いわんや悪人をや」じゃありませんが、人間とは業の深いもの。
そんな意味で、個人的に好きなのは近藤正臣演じる「師匠」の捨蔵です。
普通に考えれば、芸者さんを後妻に引っぱってきて、挙げ句の果てには家族捨てて出ていった先、さらに女の人と良い仲になっちゃうのですから、人間のクズと言われても仕方ありません。
実際にこんな人が身内にいたら家族は大変ですが、しかしながら、そこがお話です。
寅さんだって、映画だからギネスブックに最長シリーズ記録を打ち立てるわけですが、こんな人がそばにいたら周りは大変です。
ところが先日、ネットに出ていた「ごちそうさん」視聴者の声というのを、たまたま覗いてみたら、男性の視聴者に近藤正臣の捨蔵を「こんなクズで失望した」という声があるのに驚きました。
うーん。
師匠の正体が、実は義理の父だったという設定は、推理小説で言う「意外な犯人」。
なかなか良くできたシナリオだと思うのですが、 けっこう男性は了見の狭い人が多いのかなあと感じました。
この脚本家は性善説で本を書いているので、捨蔵は捨蔵なりの理由があって行動してるはずなのですが・・・
「ドラマの悪役は、本物も悪い人」みたいな脊髄反射的な思考回路。
一部ですが、そんあ視聴者の声にちょっと失望した次第です。
まあ、いちいちそういう声を気にしてモノが作れませんが、色んな見方があるものだと思った次第です。