小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

大相撲バッシングの正義

2010-06-24 09:47:51 | Weblog
昨日書いた大相撲・野球賭博問題の記事、コメントくださった方々、
誠にありがとうございました。
相撲好きの一人として、反社会的な行為をした相撲界を擁護するような記事でしたので、
ご批判を受けるのは当然と思っていましたが、
やはり溺れる犬は石で叩け式の報道に、私同様辟易していた方もいるのだと思います。

だけど、これは名古屋場所を中止にするとか、放送を中止にするとかいう、
非常に一面的な処置で済ませる話ではありません。

朝ドラ「ゲゲゲの女房」に、悪書追放と言って、
貸本マンガを借りさせない、読ませない運動をするひとたちが出てきますが、
今の相撲バッシングを見てると、あれを思いだします。
マンガを読まない人、相撲を知らない見ない人が、
「低俗」「子供に悪影響を及ぼす」「反社会的」と、錦の御旗を立て、
味噌も糞も一緒に烙印を押してしまう。


また日本大相撲協会も「ウミはすべて出す」なんて言ってますが、
そんなきれい事言ってることが、相撲界にとって致命傷になることがわかってるのかな~?
やっぱり15歳から「前に出ることしか考えてこなかった」人たちのやることは・・(以下略)。
(芸能界に相撲界と同じメスを入れたら、テレビ局だって立ち行かなくなるわけなのに)。

また親爺の話になりますが、父はこの世で一番きらいな言葉が「正義」だと言ってました。
私自身は、それは言い過ぎだと思いますが、やはり戦時中に青春時代を過ごした人は、
正義という言葉を信用してないのですね。
たしかに自分が正義だと思ってる人って、何言っても通じないしね。

それにしても、この騒ぎで相撲が見られないなんてジョーダンじゃありません。
正義という錦の御旗のもとに、人の楽しみ奪うのはやめてほしい。
世の中には賭博に手を出さない力士も、
毎場所の開催を心待ちにしてる人間だって多いのにねえ。

いっそ、この機にWBCならぬ「おすもうワールドカップ」でも開催しては如何でしょう。
逆に今の時期でないと、できないかもよ。
さあさあ、明日未明のデンマーク戦に備えて、今日はやること済ませて早く寝よっと。

写真は家内の実家近くに咲く、練馬のガクアジサイです。
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 相撲界のゆとり教育か | トップ | まさか3対1なんて! »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (かなこさん)
2010-06-26 10:40:57
お久です。

これは相撲界の体質が云々…じゃなくて
公益法人として「国に守られてる」団体だからじゃないのかと。
お相撲って国が認めた公益事業なんだそうですよ。
純粋に興行の世界じゃないんです。

それがイヤならプロレス団体みたいに
クニの世話にならなきゃ
別にどうって言うことないんじゃないか、と。
ちゃんと納税して会社組織にでもして
株主に配当もして。

あの国技館も無借金で建てたでしょ。
そのお金は税法上優遇されてたから出来たこと。
文科省が出てこざるをえないのも
ここが管轄してる法人だから。
「正義」という言葉がでてくるのもそのせいでしょう。

ふつうの株式会社日本相撲協会になれば
それでOKって気がするのですが。

いいとこ取りしてきたツケじゃないかなあ…。
返信する
そうだそうだ! (あ@花)
2010-06-26 21:39:21
一人のお相撲ファンとして、民営化を支持します。株も可能なら買いますよ。
公益法人っていったって、今だって別にお金もらってるわけじゃない。税金まけてもらってるだけなのにこんだけ口出しされるのはめんどくさい。
民でできることは民でやって、力士の給与ももっと成果主義を取り入れてほしいです。そのほうが相撲は絶対に面白くなる!
返信する
放映キチンとしてくれよな~ (マスオさん)
2010-06-28 09:02:10
かなこさん、あ@花さん。おはようございます!

なるほど、あの国技館も無借金で建てたのは、お金の借り方を知らなかったわけじゃないんですね。

税法で優遇されるというのは、締めつけも色々あるというわけですな。

今の不人気な状態で株式会社日本相撲協会とか成果主義というのは、ちょっと難しい気もしますけど、いずれにせよそのあたりを含めて精算しないといけませんね。

絶対権力は絶対腐敗するといいますが、相撲界も甘えの構造に成り立っていた世界なので、どうしても堕落する部分があったのですね。
同部屋同士の決戦や徹底したガチンコ勝負など、相撲界には期待したいことが山積みです。それにしても名古屋場所、人数少なくても何でもいいから、放映キチンとしてくれよな~。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事