今更ですが、“劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編”を、日本橋で見てきました。
あまり期待しないで見に行ったのですが、さすが大ヒット作!
内容、面白さともに申し分ない映画でした。
原作を読んでいないので比べられないのですが、よく練られた脚本ですね。
実写を元にしたと思われる、ダイナメーション的な風景も実に美しい絵が、グロテスクな鬼たちの姿とコントラストをなしていて、これまた見事でした。
感心したのが、ストーリーの根幹をなす思想みたいなものでしょうか。
それがよく表れていたのが、おわりに方で煉獄さんの母が言うセリフ。
「おまえは人より力も頭もすぐれているのだから、それを自分だけのために使ってはいけない」。
それは今の日本人に一番必要な考え方のひとつだと思うのですが、それがヒットするのですから、これは良い現象に違いありません。
前半の夢と現実の狭間を行き交う攻防は、マトリックスを思わせるもの。
後半の肉体と肉体のぶつかり合いは、まさに少年ジャンプの王道を行くストーリで、これまたエンタメ的に申し分ありませんね。
残念だったのが、煉獄さんが最後に死んでしまったこと。
実は、昭和30年代生まれの私は、目の大きすぎるこの手の絵がちょっと苦手なんですが、煉獄杏寿郎のキャラクターは良いなと思いながら見ていました。
大らかで侠気があって、こんな上司がいたら良いと思う若い人も多いのではないかな。
みんなが泣くという最後のシーン、泣くというよりは、もう出てこないのはもったいないと思いながら見てしまいました。
あ、よく見たら煉獄さんの「杏寿郎」って名前は、妻の名の“杏子”と、私の“満寿雄“の字が一文字ずつ入っているではありませんか♡
まあ、みなさんにとってどうでも良いことですがね〜(笑)。
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