結論から言うと、面白かったですね。
突っ込みどころ満載だけど十分楽しめました!
それにしても本編を見る前にNHKでオンエアしたメイキング・ドキュメントが、見る気をなくさせる内容だったのが残念。
SNSでは庵野監督のパワハラをめぐって、すごく賑やかになってたので、見るかどうか迷ったのですが、 ツイッターで感想を聞いたら、意外にも「面白いですよ」という声がかえってきました。
庵野監督の好き嫌いは別にして、見てみないことには何も言えないので劇場に足を運ぶことにしましたが、行ってよかったなあ♪
それにしてもNHKはなんで、あんなドキュメンタリーを公開中にオンエアしたのかな。見ようとしてた人は、ぜったい引いてしまうだろうに、悪意でもあるのかと勘ぐりたくなりますね。
SNSでは、「メイキングにあった映像がまったく使われてなく、本編ではCGに変わって、がっかり」など侃侃諤諤でしたが、実はわたし…メイキングと比べて、それが本編に使われていたか否か、まったく区別がつかなかった次第です。
みんなよく見てるのね〜。
正直言うと、メイキングで監督がこだわっていたアクションシーンは、どっちでも良いかなという感じだし、ドラマ自体は面白くできていたと思います。
また、良かったのは俳優陣です。
主役の本郷猛役の池松壮亮さん。初代・仮面ライダー当時の髪型はなんともダサいし、特にイケメンでも長身でもないのですが、全身から発散される圧がすごい!
さすが元劇団四季という感じです。素晴らしい俳優だと思いました。
蝶オーグの森山未來さん。
素晴らしい身体能力と存在感、本当に凄い俳優でダンサーです。
あっという間に倒されてしまうサソリオーグの長澤まさみさん。
女王様感満載、もっと出ていてほしかった。女優のムダ使いと言われるのも納得。
当時は 「怪人」という言葉が使われていたのが、「オーグ」という言葉に変わっていたようです。これはオーグメンテーション(改造手術)を施されることで、サソリやクモ、コウモリなどの昆虫とのハイブリッドになるという意味だそうです。
「シン・ウルトラマン」でもそうでしたが、怪獣や怪人(オーグ)が次から次へと、団子の串刺しのように出てくる構成は、飽きがきません。
メイキングドキュメンタリーに惑わされず、見て良かったです。このメイキングが足を引っ張ったのか、面白いのにあまりヒットしてないようなので、興味ある方はお早めに劇場にどうぞ!