昨日の晩は久々の外食…ではなく、Facebookで奥田シェフがアル・ケッチァーノのメニューをケータリングするとのメッセージを発信していたので、注文することにしました。
このご時世、人気店アル・ケッチァーノとはいえ、そもそも店が開けないか、開店時間が制限されてしまうのですから、楽なはずはありません。
奥田シェフにメッセンジャーで注文をしたところ、 何と、その日にアル・ケッチァーノから「今からお届けにあがります」とのこと。
てっきり冷凍が届くと思っていたのですが、調理は銀座店ヤマガタ・サンダンデロで行って、スタッフがデリバリーするのですね。
この日はちょうど、先日購入したヨガマットで家ヨガを終えたところ。
一風呂浴びたあとの久々の外食気分です。
あらかじめ買っておいた日本酒、「寫楽(写楽)」の薄濁りを口に含みながら、アル・ケッチァーノ名物のバーニャカウダをいただくと、おおおおおお…。
いや、やっぱりプロの組み立てた味というのは違いますね。
家で作った食事と比べるのはおこがましいのですが、そもそものアンティパストに使われている生ハムやカニ、ルイベなどの素材が違いますし、味付けの磨き方などに一切のムダがありません。
土井先生風に言うと、複雑な味わいなのにムダな手を一切入れてへん(ふろむニセ関西人)というところでしょうか。カニのサラダにほんのりピスタチオ(多分)を入れているところなど、心憎いばかりです。
タコのフレーグラも絶品で、パスタのアクセントに入ってるジャガイモも素晴らしい仕事をしています。
シメのセコンド・ピアットは庄内豚のバルサミコ酢煮。
もしかして、このバルサミコ酢はアサヤ・ビネガー? 甘味といい、果実味といい、どうなんだろう?
いや、お店そのままのお味が家にやってくるとは驚きです。
旨い! 旨い! 旨いいいー!
最近は在宅勤務で、「家で仕事をするのではなく、家に会社がやってくる」なんて言いますが、こちらは「アル・ケッチァーノが家にやってきた」という感じで、なんとも楽しい食事ができました。
5月に支給される10万円、知事や公務員などに役所や公共機関に寄付されるようなことを言ってますが、すぐに動かないお金を寄付するのは、いかがなものかと思います。
パフォーマンスの意味以外になんかあのかな?
もちろん人のお金なんで、あれこれ言う立場ではありません。
ただ、それよりは知り合いや友達のご商売に使った方が、世のためになると思いますがいかがでしょう。
私に大したことは出来ませんが、アル・ケッチァーノのおうちごはんは大満足でしたので、家飯に飽きる今日この頃、そんなささやかな貢献ができれば良いかと思いました。